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関根彰良 Camps試奏インタビュー

フラメンコギターリスト・関根彰良氏のCampsギターの試奏インタビューです。

ジャズ、フラメンコギターリスト関根彰良さんと伝説の楽器「クラビオーラ」奏者・折重由美子さんのデュオライブにお邪魔してきました。

関根氏は、スペインのガットギターブランドであるCampsを使っているのでその話をお伺いしました。

Hook Up:まず、Campsのギターは何をきっかけに知ったのでしょうか?

関根:友人のギターリストが使っていて、その音色に興味を引かれました。ギターを見たらブリッジが各弦ごとに独立していてユニークだなと思いました。 一度弾いてみたいなと思っていた時に知人を介してフックアップさんをご紹介いただきました。

Hook Up:実際に弾いてみていかがでしたか?

関根:造りがしっかりしていて、弾きやすかったです。音にも張りがあり好みの音でしたね。

Hook Up:関根さんは普段はクラシックギターよりフラメンコギターを弾かれるようですが、今回のライブで使用しているのはCampsのクラシックギタータイプです。フラメンコに比べるとネックも太いかと思いますが、そこらへんはいかがでしたか?

関根:おっしゃる通り、一般的なクラシックギターだとネックの幅も広いですし、ボディの厚みもあります。フラメンコギターはナイロン弦のギターですが、ネックも薄く、ボディの厚みもクラッシックギターよりも薄いので、なかなか持ち替えたときの違和感は拭えません。 しかしCampsのクラシックギターは比較的薄く、握りやすいです。ボディも薄めで、非常に弾きやすくて、いつものギターからスムーズに持ち替えることができました。

Hook Up:今回のライブはクラビオーラ奏者の折重由美子さんとのデュオとのことですが、Campsを選んだのはなぜですか?

関根:折重さんとはよく一緒にライブをやるのですが、ジャズやボサノバ/サンバ、ポップス調の曲のときはクラシックギターの音色だとイメージにマッチしていいアンサンブルができます。 折重さんの曲にはアップテンポのフラメンコ系の楽曲もあるのですが、このCampsのギターの母国がスペインということもあるからですかね、クラシックギターでもフラメンコらしい音が出せるのが気に入りましたね。 これ一本で様々なジャンルの音が出せるのはいいですね。

Hook Up:今回お使いただいているCampsのギターは国内では発売されていないピックアップの付いていない生ギターですが、どのようにして音を拾ってスピーカーから出しているのですか?

関根:今回使っているマイクは、サウンドホールにくっつけるタイプの外付けのマイクですね。これは知人のギターリストが試行錯誤して作ったマイクなんです(笑)。

Hook Up:私も見たことがなかったので気になっていましたが、一般流通していないマイクだったんですね(笑)。

関根:そうなんです(笑)。

Hook Up:弊社でもIK MultimediaからiRig Acoustic Stageというサウンドホールに取りつけるマイクがあるので、是非お試しください。

関根:気になっているので、是非試奏してみたいです。 このタイプのマイクは、ギター本体に手を加えることなく簡単にマイクが取り付けられるのが魅力ですね。 やはり生ギターを改造するのは抵抗がありますからね。 今日のようなアコースティックなライブであれば外付けのマイクでギターの本来の音が拾えるので生ギターの良さが出せます。 逆にバンドに入るとハウリングの問題や音量の問題が出てくるので、ピエゾピックアップの仕込んであるエレアコを使用します。 CampsだとPremeraというモデルはマイクとピエゾが付いているので、いろんな現場で使えそうですね。バンドで演奏するときはPremeraでやってみたいです。

Hook Up:是非使って感想を聞かせてください。本日はありがとうございました。


関根彰良

1978年5月5日生まれ。千葉県出身。 幼少の頃よりクラシックピアノを始める。12歳でロックに興味を持ちギターを手にする。東京大学入学後ジャズに出会い、同大のジャズ研究会に所属しながらプロとしての演奏活動を開始する。文学部美学芸術学専攻卒業。

関根彰良オフィシャルページ


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