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MeldaProduction : MDrumStrip を使ってみた(1)

MeldaProduction からリリースされたドラムミキシングのためのオールインワンソリューション “MDrumStrip”。今回はその「Mater」デバイスについて簡単にご紹介します。

MDrumStrip について

MeldaProduction の MDrumStrip は、各ドラムセクション用のエフェクトを持ち(デバイスと呼びます)、デバイスを切り替えることで各々に対応したエフェクトに変化します。自動的にゲインや周波数のポイントを探ることができ、短時間でよい結果を求めることはもちろん、Melda ということで各々の音質にも期待ができます。

初めての人はとりあえず、この MDrumStrip をドラムキットのパラアウトにすべてインサートして、デバイスを合わせてみましょう。

Master デバイスだけ使ってみた

制作画面

それぞれのデバイスやセッティングについては公式の解説動画↓がわかりやすいのでご覧いただくとして、今回は、Master デバイスのみを使って打ち込みドラムの質感を調整してみました。

使用環境

  • DAW:Cubase 12
  • 音源:HALion Sonic SE / Dry Standard Kit

ドラムはロック調の8ビートで打ち込み、ドラムバスに MDrumStrip をインサートします。

簡単にドラムトラックを打ち込んで MDrumStlip に何とかしてもらいます。

プラグインを立ち上げると「BASS DRUM」デバイスの画面となりますが、今回は無視して画面左下の「Master」デバイスを立ち上げます。

Masterデバイス
Masterデバイスを立ち上げた様子


これで MDrumStrip が「Master」デバイスのモードになりました。ここだけでもこの製品の魅力や手軽さが伝わるでしょう。

まずは Master 画面左側の「Auto Gain」をクリック。自動でインプットの音量を調整してくれます。数秒で調整が完了するので、基本的にはオフにします。
この時点で程よいコンプレッションやサチュレーションを感じることできるでしょう。

あとはフィーリングに任せていじってください。
下記に使いやすかったエフェクトを簡単に紹介します。

MB Gule

2バンドのマルチバンドコンプレッサー機能を持ち、高域と低域に分けてコンプレッションや倍音付加ができます。
このセクションのローカットのようなマークは高域と低域のクロスオーバー周波数を差すので注意。左隣の4つの数字はクロスオーバーカーブの強さを選択します。
ドラム全体のラウド感の調整もできますが、パラデーターがないドラムステムで、キックがブーミだったり、ハイハットが刺さるときにも「MB GLUE」は便利に使えると思います。

REVERB

手っ取り早くルーム感を演出できる「REVERB」セクションもお勧めです。
DRY/WET(最大50%)や LENGTH 等の基本的なパラメーターはもちろん、ローカットも装備しているので、2mix のドラムにかけてもキックのローに引っ掛けずに済ます。

その他、セクション上部にある、Maximizer や Saturate もドラムにあっていて、とても使いやすかったです。
各パラメーターがドラム向けに考えられていて、ストレスフリーに操作できました。

こんな方にお勧めです!

  • ラウド系のドラムサウンドを求めている人
  • ライトな音色をリッチにしたい人
  • 時短したいけど手は加えたいクリエイターやエンジニア

GLUE セクションのコンプ感も最高でした。Master 以外のエフェクトも期待大です。
うっすらとしたコンプやサチュレーションの設定もできるので、ライトなドラムにも使えそうでした。

文 : しゅなうざー

MeldaProduction MDrumStrip 製品情報(弊社オンラインストア beatcloud サイトへジャンプします)

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