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ライブ機材導入事例 : 佐野元春 & 深沼元昭

佐野元春さんと深沼元昭さんはライブステージにおいて、Vital Audio、Carl Martin、MORLEY、IK Multimedia などの製品を使用しています。2022年7月2日まで開催された佐野元春 & ザ・コヨーテバンドのライブツアー“WHERE ARE YOU NOW”の神奈川公演を訪ね、機材撮影を実施しました。

有観客コンサートツアー“WHERE ARE YOU NOW”@神奈川県民ホール


全24曲が披露され、演者と観客が一体となって熱気溢れるステージとなった、この日のライブ。佐野さんは Fender Stratocaster、Gretsch、Gibson ES-335 という3本のエレキギターやキーボードの演奏などを交えながら、2時間半に渡るパフォーマンスで会場を大いに沸かせました。

ステージ全景
▲ステージ右側から、深沼元昭(g)、高桑 圭(b)、佐野元春(vo, g)、小松シゲル(ds)、渡辺シュンスケ(kb)、藤田 顕(g)の順で使用機材が並ぶ
佐野ペダル
▲佐野は今回のステージでエレキギターを3本使用。いずれも、写真のラック内に収められたMAXONのワイヤレスレシーバーを経由して、MORLEY ABC GOLD(スイッチャー)に信号がルーティングされる
ABC
▲右がエレキギター用、左がアコギ用(この日は未使用)のABC GOLD。それぞれ、3本のギターの信号を1つのアウトプットにルーティングする役割がある
VITAL
▲ABC GOLDから出力された信号はBOSS FV-500L(ボリュームペダル)を経由してギターアンプに送られる。接続用のケーブルにはVITAL AUDIO VAB(ラインケーブル)が使用されていた
佐野アンプ
▲ボリュームペダルを経由後、ギターの信号はFender HOT ROD DELUXE(ギターアンプ)に入力され、キャビネットから出力される
深沼ギター
▲こちらはギタリストの深沼元昭が使用するGibson Les paulとMarshall JVM210H(ギターアンプ)
深沼足元
▲深沼の足元にはペダルボードやiPad用のフットコントローラーが配置されていた
Plexitone
▲「ポーラスタア」「優しい闇」など、深沼がギターソロを弾く場面ではほぼ必ず踏んでいるというCarl Martin PlexiTone Single Channel。歪み感はそのままに音量を抑えたい時は、後段のパッシブボリュームをオンにする
VA-08mkII
▲ペダルボード用のパワーサプライにはVital Audio VA-08 MkIIを使用。コンパクトサイズでアイソレートされている点が気に入っているという
Blueboard
▲iPadの譜めくりやスクロールに使用しているワイヤレス・フットコントローラー、IK Multimedia iRig BlueBoard
深沼ボード
▲こちらは深沼の予備のペダルボード。やはりPlexiTone Single Channelがセットされていた。ちなみに別のプロジェクトではPlexiTone Single Channel / Lo-gainも使用しており、ソロほどではない歪みでリフを弾きたい時に良いという

最新アルバム

佐野元春 & THE COYOTE BAND
『今、何処』

2022年7月6日発売

オープニングから最終曲にかけたコンセプチャルな構成の全14曲。佐野元春のキャリアにおいて一つの到達点を感じさせる完成度の高い仕上がり。ソングライティングとレコーディングは2019年からの約2年半に渡り、まさにパンデミックの状況下で制作された特別な作品と言える。レコーディング・エンジニアは、長年チームを組んでいる渡辺省二郎、マスタリングは N.Y. スターリング・サウンドの Randy Merrill が担当。バンドのライブなサウンドを生かすべくアナログ音を重視したモダンなロック・サウンドに仕上がっている。

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