King Gnu Live Tour 2021 AW 使用機材@東京国立代々木競技場第一体育館
ギター&ボーカルの常田大希さんは、ステージ上で3系統のボーカルマイクを使用しています。ギターを弾く時用、エレピを弾く時用、メガホンを使う時用に個別にマイクがセットされ、それらの切り替えと音作りのために Universal Audio Apollo x4(DSP内蔵オーディオインターフェイス)を活用しています。ライブステージにおいても、スタジオレコーディングとなるべく同じ声質で自分の歌をモニターできるように、UADプラグインで処理することで聴こえ方を近づけているのです。
べースの新井和輝さんは、曲によってエレキベースとシンセベースを使い分ける演奏スタイルを採っています。「Prayer X」などの楽曲で、シンセベースの演奏に使われているアナログシンセの出音は、Rupert Neve Designs の RNDI を経由してPAに送られていました。
キックやタムに印象的なペイントが施されたドラムセットが鎮座する、勢喜遊さん(ds)の演奏スペース。ドラムセットだけでなく、レコーディングなどで使用する収音用のマイクも自らチョイスするなど、音作りには徹底したこだわりを持っています。この日、ハイハットに使用されていた sE Electronics V7X(ダイナミックマイク)の他、トップマイクとして sE Electronics sE8(コンデンサーマイク)もステレオペアで所有しています。
King Gnu
東京藝術大学出身で独自の活動を展開するクリエイター常田大希が2015年にSrv.Vinciという名前で活動を開始。その後、メンバーチェンジを経て、常田大希(Gt.Vo.)、勢喜遊(Drs.Sampler)、新井和輝(Ba.)、井口理(Vo.Key.)の4名体制へ。SXSW2017、Japan Nite US Tour 2017出演。2017年4月26日、バンド名をKing Gnuに改名し新たなスタートをきった。