Hookup,inc.

Universal Audio : UAD ネイティブと DSP プラグインの違い

ネイティブと DSP ─ どちらの UAD プラグイン・フォーマットがあなたに最適なのでしょう?

ご自身の環境で、UAD プラグインをネイティブ(コンピューターの CPU)で駆動させれば良いのか、それとも DSP を内蔵するハードウェアが必要なのか、迷ったことはありませんか?

ネイティブ・プラグインと DSP プラグインの違いは、単なる技術的な問題にとどまりません。レコーディング、ミキシング、そしてコラボレーションの方法にも大きく影響を与えます。ここでは、それぞれのプラグイン・フォーマットの仕組みと、最適な選択肢について解説します。

ネイティブ・プラグインと DSP プラグインの違いとは?

UAD ネイティブ・プラグイン

最適な用途 :  イン・ザ・ボックスでのミキシング、リモート・ワーク、共同制作

UAD ネイティブ・プラグインは、お使いのコンピューターの CPU 上で動作します。Apollo インターフェイスやその他の UAD ハードウェアは必要ありません。Mac または PC をお持ちであれば、すぐにご利用可能です。

専用ハードウェアを必要としない UAD ネイティブ・プラグインは、複数のコンピューターを使い分けるプロデューサーや、他のエンジニアと共同で制作を行うプロデューサー、あるいはハードウェアへ多額の投資をせずプラグイン・コレクションを充実させたいプロデューサーにとって最適な選択肢です。セッションを簡単に共有できるため、同じプラグインをインストールさえしていれば、各々が同じハードウェアを揃えなくてもプロジェクトを開くことができます。

UAD Spark は、UAD ネイティブ・プラグインのサブスクリプション・サービスです。定番コンプレッサー、EQ、バーチャル・インストゥルメント、ギター・アンプなどそのカタログの全てにアクセスでき、登録後すぐにご利用可能となります。

多くのプロデューサーは、両方を使い分けています。インスピレーションに刺激を求めるレコーディングには DSP プラグインを、ミキシングにはネイティブ・プラグインを、といったように。
─ Matt Petersen, Universal Audio

DSP プラグイン

最適な用途 : 楽器やボーカルのレコーディング、大規模セッション、ハードウェアと統合されたワークフロー

DSP プラグインは、Apollo オーディオ・インターフェイスまたは UAD-2 ハードウェア・デバイスに内蔵された専用のプロセッシング・チップ上で動作するため、コンピューターの CPU パワーに依存しません。つまり、複雑なセッションであっても(それほどハイスペックでないマシンやラップトップで)安定して動作するため、コンピューターの処理能力を DAW やその他のタスクの実行に利用できます。

Apollo で DSP プラグインを使う最大のメリットは、UAD Console アプリでの低レイテンシー・モニタリングでしょう。入力信号を UAD Console 経由でルーティングし、DSP プラグインで処理すると、レコーディング中にアナログ・エミュレーション・サウンドをリアルタイムで聴くことができます。これは、ボーカリストやパフォーマーのためにインスピレーションあふれるヘッドフォン・ミックスを構成する際、最適なものとなります。

Unison™ プリアンプ・テクノロジー

DSP プラグインは、Unison プリアンプ・テクノロジーも利用可能にします。これは Apollo のみに搭載された独自の機能で、人気のビンテージ・プリアンプの本格的なサウンドを作品にもたらします。Unison 対応のプリアンプまたはギター・アンプ・プラグインをロードすると、Apollo の物理的なインプット・インピーダンスとゲイン・ステージングの特性やふるまいが、オリジナルのアナログ回路に合わせて変化します。

結果として、楽器とプリアンプの相互作用は、ソフトウェアのみのエミュレーションをはるかに超えたものとなります。ギターのレスポンスもマイクの負荷特性も固有のものとなるため、まるで本物のような感覚を味わえます。

どちらを選ぶべきか?

主に DAW 上でミキシングを行い、リモートで作業を進めたり、予算を抑えつつプラグイン・ライブラリを揃えたい場合は、UAD ネイティブ・プラグインが非常に高い柔軟性とコスト・パフォーマンスを提供します。

生演奏の楽器やボーカルを頻繁にレコーディングしたり、大規模セッションを扱ったり、リアルタイムで本格的なアナログ機材のサウンドを介したレコーディングを求める場合は、Apollo DSP プラグインがソフトウェアのみのセットアップでは決して実現できないワークフローを提供します。

結局、ほとんどのプロデューサーは、両方を使用します。通常、柔軟性が求められる場面ではネイティブ・プラグインを、お気に入りのクラシックな機材を介した代えがたいレコーディングの感触を得るためには、DSP プラグインを選ぶことになるでしょう。

素晴らしいのは、これらのプラグイン・フォーマットは互いに排他的ではないため、セットアップやセッションのニーズに応じて使い分けられることです。

— Austin Lyons

関連記事

ページトップへ