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United Plugin : BITPUNK を使ってみた

United Plugin からリリースされたビットクラッシャー・エフェクト BITPUNK をレビュー。有機的なクラッシュ・サウンドへの近道です。

手軽に複雑なビットクラッシュ・サウンドを作ってみる

United Plugin より、ハイクオリティなビットクラッシュエフェクター BITPUNK が登場しました。単純なビットクラッシャーと比べてより有機的な質感を得られ、これ一つでさまざまなソースを壊して格好よく、ダーティーにすることができます。

使用環境

  • DAW : Cubase 12
  • 音源 : Cubase 付属の Drum Loops (01 Rock Grooves 140)

ドラムはロック調のループをチョイスし、プリセットを適当に切り替えて音源を作ってみました。

Hook Up, Inc. · BITPUNK test play

BITPUNK のデザインについて

このプラグインは A セクションと B セクションがエフェクトの基本的な設定を担い、それらを中央のノブで “MIX”(厳密には Bit Swap)をする使い方となります。A / B はそれぞれ独立して設定可能ですが、両者は基本的に同じエフェクターが2台あるものと思うと扱いやすいです。

*B セクションは、SOURSE MODE を Input にした際は A と同様のソース、そのほかに設定した際は別の効果が反映された状態をソースとします。

中央ノブの下方にある LED メーターのようなものは両セクションのどちらのセクションのビットと入れ替わっているかを確認できます。

BIT PATTERN ではビットの入れ替わりの法則を変更できます。詳細はマニュアルを参照ください。

Bitpunk01

各種機能のピックアップ

A / B セクション

左上にある RATE ノブはレートデュレーサーです。仮想的にサンプリングレートを下げることで、デジタルなローファイ感を狙えます。

ERROR ノブを回すと、ランダムな途切れや音飛びが発生し、それを調整できます。値が 50% を超えると、再生速度エラーが発生し、ピッチのグリッチも発生します。面白い効果が狙えるのでぜひ遊んでみてください。

セクションの中段はディレイ関連、下段はフィルターやパンのパラメーターとなり、シンプルな操作でお好みのサウンドメイクができます。

センターセクション

便利な機能として、Auto Bit Gain があります。
A / B をいい感じに混ぜたい時に中央の MORPH ノブをいじってサウンドを決めると思いますが、A / B の設定に乖離があると音量差がどうしても不安定になり、正常な音質比較が難しくなります。そんな時にこのボタンを押すと、音量が一定になるように自動で調整され、かつ非常にスムーズなのでとても便利です。ちなみにエフェクト全体のバイパスも非常にスムーズで制作のストレスが激減されるでしょう。

さらにさらに

右クリックをするとオーバーサンプリングのメニューが出現します。
内部処理のサンプリング周波数が8倍まで選べますので、余計な折り返しノイズの心配も無用かと思います。

こんな方にお勧めです!

  • 有機的なクラッシュ・サウンドを得たい方
  • 楽曲の展開で演出が欲しい方
  • ノーマルなビットクラッシャー以上にアグレッシブなサウンドを求める方

とりあえずプリセットを選ぶだけでも激変するので、とっても楽しいですよ!

文 : しゅなうざー

United Plugin BITPUNK 製品情報(弊社オンラインストア beatcloud サイトへジャンプします)

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