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the NAMM Show 2023 新製品レポート

2023年4月13日〜15日の期間、アメリカのアナハイム・コンベンションセンターにて開催された世界最大規模の楽器ショー『the NAMM Show 2023』。今回、初出展された注目製品の数々をご紹介します。

Expressive E


Expressive E のブースでは、今年ついに発売が決まった新世代のエクスプレッシブ・シンセサイザー、Osmose を初出展。鍵盤を揺らす、押し込むといった今までにない弾き心地に、感嘆の声を上げる人の姿も。JORDAN RUDESS による実演が披露された他、コントローラーの Touché も展示されていました。

osmose
▲Expressive E Osmose

iCON


iCON のブースではフィジカルコントローラーの後継機種が続々と登場。タッチスクリーン操作や3つのDAWの切替などに対応。専用ディスプレイも刷新され、視認性の向上と共に、ワンタッチでの取付が可能になっています。

▲V1-M(右)とその拡張ユニット V1-X(左)
P1-M/P1-X
▲P1-M(右)とその拡張ユニットP1-X(左)
P1-NANO
▲P1-NANO

さらに Harrison とのコラボによるオーディオインターフェイス兼アナログマイクプリ、32Ci も新登場! マイケル・ジャクソン『Thriller』にも使用された名機 32C コンソール譲りのマイクプリを2機搭載し、最大12イン/10アウトで、iOS にも対応。ヘッドホン端子を2つ搭載している点も嬉しい。

32Ci
▲32Ci

IK Multimedia


ギターエリアのブースでは、オーディオインターフェイスの新機種として、USB-C接続の AXE I/O ONE が登場(1イン/3 アウト、24bit/192kHz対応)。コンパクトな筐体と手頃な価格ながら、AMP OUTなど、同シリーズの独自機能を搭載。リアンプや TONEX のアンプキャプチャを、より身近なものにしてくれそうです。

AXE I/O ONE
▲AXE I/O ONE

プロオーディオエリアのブースでは、イマーシブオーディオのためのマルチチャンネル・モニターシステムを展示。センター/フロント/ワイドを iLoud Precision シリーズ、サイド/リア/ハイトを iLoud MTM で構成し、マイクスタンドを利用することでハイトスピーカーを手軽に設置できるのもポイント。

iLoud Immersive
▲iLoud MTMと iLoud Precision シリーズを組み合わせたイマーシブモニターシステム
iLoud Precision White
▲iLoud Precision のホワイトバージョンも登場

Lynx Studio Technology


Lynx のブースでは、ついに Dolby Atmos に対応したマスタリング・グレードのA/D D/Aコンバーター、Aurora(n) を展示。ファームウェアの更新により利用可能で、最大9.1.6chまでの構成に対応。合計530のルーム補正フィルターや、チャンネルごとに最大16個までのフィルターで調整が可能。

Aurora(n)
▲Aurora(n)
Lynx NControl
▲Lynx NControlソフトウェア上でチャンネルごとの設定が行える

Nektar Technology


Nektar のブースではチャンネルストリップタイプのフィジカルコントローラーを参考出品。オートメーションがリードモードの状態でも、指で触れている間だけタッチモードに切り替わるモーターフェーダーや、ズームイン/アウト、テンポ調整、プラグイン操作などの機能が整然と配置されています。

Nektar

また AURA のリニューアルモデルである ARUBA も登場。付属ソフトウェアもアップデートされ、ドラムプレイヤーの DP1 に加えて、K1キック、S1スネア、T1タムという3つのドラムシンセが追加されました。

ARUBA
▲ARUBA
nektarine
▲パッドごとにドラム音源を調整するためのブラウザ

reProducer Audio


reProducer Audio のブースではモニタースピーカーのEpic 4、Epic 5、Epic 55 と共に、2系統の出力を持つモニターコントローラー2製品を参考出品。NAVIATOR はBluetooth入力に対応、Epicon はヘッドホンアウトを備えています。

Epic4、Epic5、Epic 55
▲モニタースピーカーのラインナップは、左から Epic4、Epic5、Epic 55
NAVIGATOR/Epicon
▲モニターコントローラーの NAVIGATOR(左)とEpicon(右)

Rupert Neve Designs


Rupert Neve Designs のブースでは、人気のアクティブ・トランスDI、RNDI の8チャンネルバージョンとして RNDI-8 が登場。ギター、ベース、キーボードなど様々なライン楽器のポテンシャルを、理想的な形で引き出してくれる。従来からのグランド/リフトに加え、-10dBのPADが新たに搭載されました。

RNDI-8
▲中段に見える白い1Uモデルが RNDI-8

sE Electronics


sE Electronics のブースでは、バウンダリーマイク BL8 とハンドヘルドマイク V2 Switch が登場。BL8 はsE8と同じカプセルのコンデンサーマイクで、低域を正確に再現。単独もしくは V Kick との併用で理想的なキックを収録することができます。V2 はオンオフスイッチ付きのダイナミックマイクで、手頃な価格を実現。

BL8
▲BL8
V2 Switch
▲V2 Switch

Universal Audio


Universal Audio のHappy Hourでは、新モデルの Del-Verb、Max、Galaxy を筆頭に UAFX 全モデルが展示され、トモ藤田さんをはじめ多数の有名アーティストがそのサウンドに触れながら和やかな時間を過ごしていました。

UAFX Del-Verb Ambience Companion
▲UAFX Del-Verb Ambience Companion
UAFX Max Preamp & Dual Compressor
▲UAFX Max Preamp & Dual Compressor
UAFX Galaxy '74 Tape Echo & Reverb
▲UAFX Galaxy '74 Tape Echo & Reverb

Wavebone


Wavebone の ブースでは発売予定製品のプロトタイプを展示。Space Station はモジュール式のデスクで、自由な組み合わせが可能。Starship は自動操作による高さ調整ができ、健康的なスタンディングデスクとしても使用可能。また、スピーカー/モニタースタンドがクランプ式のためデスクを広く使用できます。

Space Station
▲Space Station
Starship
▲Starship

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