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Manley Laboratories : MANLEY dLUX™

Manley Laboratories の新たなカスタムテクノロジー “MANLEY dLUX” についてご紹介します。

(通常は技術者だけですが・・・)Manley 製品のトップパネルを開けたことがある方なら、誰もが定評ある手巻きの MANLEY IRON® トランスや、新しい MANLEY POWER® パワーサプライを目にしたことがあるでしょう。この特別に設計されたトランス(カリフォルニアの自社工場内で巻かれています)と低ノイズのユニバーサル電源は、いずれも Manley サウンドに欠かせない大事な存在です。

今日、彼らはさらなるカスタムテクノロジーを開発しました ─ それが MANLEY dLUX™ です。

CORE®、ELOP®+、SLAM!®、そして VOXBOX® は、LED(発光ダイオード)とLDR(光依存抵抗器)を組み合わせた電気光学式のゲインリダクション回路(簡単に説明すると、LEDが発光し、その光の強さに応じてLDRが抵抗することで信号レベルを下げるという仕組み)を備えています。

従来は、このために既製のコンポーネントが採用されていました。もちろん、そのタイミング特性は Manley チームが望んでいたものでしたが、公差が十分なものでなく、ユニットごとにそれらを一致させてバッチ処理を行うのに膨大な時間と労力が掛かっていた上、パーツそのものの生産が終わってしまったために、新たな解決策が求められていました。

2021年、彼らはLEDとLDRを使ったモジュールを独自に設計、生産するに至ります。これらは8ピンのDIPソケットに取り付けられるフレキシブルなもので、各モジュールが遮光ボックス内に2系統収められているため、直列/並列を問わず展開することが可能です。これにより、過去30年間、Manley のすべての電気光学式設計のベースとなっていた VACTROL® VTL-5C2 および VTL-5C3 モジュール(現在は生産完了)のタイミング特性を完璧に再現し、さらには事前のバッチ処理とマッチングによって、既製のものよりも優れた一貫性とはるかに厳しい公差を確保できるようになりました。

MANLEY IRON や MANLEY POWER と同様に、MANLEY dLUX は、彼らが誇るカスタムテクノロジーの仲間入りを果たし、製品のパフォーマンスをさらに向上させます。

FAQ

- 新しい dLUX モジュールが採用されているモデルは何でしょうか?

現在生産されている Manley CORE、ELOP+、SLAM!、VOXBOX となります。

- 従来の Manley CORE、ELOP+、SLAM!、VOXBOX を新しい dLUX モジュール仕様にアップグレードできますか?

その必要はありません。なぜなら Manley チームは、すでにお持ちのユニットに採用されているオリジナルの VACTROL モジュールをマッチングさせるという途方もない作業を行っています。そして彼らは消耗するコンポーネントではありません。半永久的と言っていいでしょう。

- dLUX / ΔLUX という名前には、どういう意味が込められているのですか?

数学の世界では、大文字の “Δ(デルタ)” は、一般に「変化」を意味します。そして、“lux(ルクス)” は、ラテン語で「光」を意味します。つまり、ΔLUX は「光の変化」となり、電気光学式のゲインリダクション回路におけるコンポーネントの機能を表すものです。

MANLEY dLUX を採用しているモデル

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