本物のプレキシにこだわる理由
ギタリストなら誰もが一度は憧れる、壁のように積み上げられた Marshall アンプ。その中でも「Plexi」の愛称で知られる 1959 Super Lead は、ロックンロールの象徴とも言える存在です。
Softube はこの伝説のサウンドを再現するため、Marshall 社のミュージアムに保管されている1967年製の実機を借用し、そのニュアンスを完璧にキャプチャーしました。キャビネットには 1960BHW を使用し、50年の時を経て絶妙に馴染んだビンテージ・スピーカーの挙動まで再現されています。AC/DC の『Back in Black』を手掛けた伝説的エンジニア、トニー・プラット氏がマイキングを監修しました。

2つのチャンネルとパッチング
Plexi には2つのチャンネルがあり、これらを組み合わせることで多彩なトーンを作ることができます。
Channel I(High Treble)
明るくハイゲインなサウンド

Channel II(Normal)
暗めで太いサウンド

このプラグインの最大の特徴は、実際のギタリストが行うパッチング(チャンネル同士の接続)を再現できることです。4つの入力端子のいずれかをクリックすることで、チャンネルを直列や並列に繋ぎ、ボリュームIとIIを混ぜ合わせて理想のカラーを作ることができます。例えば、ブライトな芯を残しつつ、ダークなチャンネルで低域の厚みを足すといった、自由自在なトーンシェイピングが可能です。

トニー・プラット監修の3つのマイクセッティング
サイドパネルを開くと、プロのエンジニアがセットアップしたようなチャンネルストリップが現れます。ここでは、3種類のマイクセットから選択可能です。
Valve(真空管)
U67 と C12 という真空管マイクを使用。厚みがあり、丸みを帯びたリッチなサウンド

FET
Josephson E22 や U87、Coles 4038 を使用。ルームマイクによるオープンな空気感が特徴

Dynamic
SM57など、ソリッドな中低域とアグレッシブな高域を持つ定番のサウンド

各マイクのレベルやパンを調整することで、自分だけのミックスを作ることが可能です。
ゲインは指先でコントロールする
Marshall アンプを使いこなす秘訣は、プラグイン側の設定だけではありません。マニュアルでは、アンプのボリュームを12時くらいに固定し、ギター側のボリュームでゲインを調整する方法が推奨されています。これにより、クリーンから激しいディストーションまで、ギターの操作だけでスムーズに変化させることができます。
Apollo ユーザーだけの特権「Unison」対応
Universal Audio の Apollo インターフェイスを使用している場合、Unison 機能によってさらにリアルな体験が可能です。 実機と同じインプット・インピーダンスに自動調整されるため、ギターを接続した瞬間に、本物のアンプにプラグインした時と同じ反応が得られます。ピッキングの強弱やギターのボリュームに対する反応は、もはやソフトウェアであることを忘れるレベルです。
Apollo には今すぐ試せる凝縮版「Marshall Plexi Classic Amplifier」が付属
ここまで Marshall Plexi Super Lead 1959 の魅力をお伝えしてきましたが、まずは手軽にそのサウンドを体感したいという Apollo ユーザーの方に朗報です。実は、多くの Apollo インターフェイスには、標準で Marshall Plexi Classic Amplifier というプラグインが付属しています。「自分に Plexi サウンドが合うか試したい」「複雑な設定抜きで、あの音をすぐに出したい」という方は、まずこの付属の Classic版 を立ち上げてみてください。

Classic 版は今回紹介した Super Lead 1959 のいわばエッセンス凝縮版です。アンプ・モデリング自体のクオリティや、伝説のエンジニア、トニー・プラットによるキャビネット・サウンドの芯は共通しています。ただフルバージョンにある「マイクの個別ミキシング機能」などが制限されており、トニー・プラットが厳選した最も美味しいセッティングの一つに固定されています。Unison テクノロジーには対応しているので、Apollo のHi-Z入力にギターを繋げば、実機特有のレスポンスを即座に味わえます。
「もっと細かくマイクを追い込みたい!」「FETと真空管マイクを混ぜて、自分だけのトーンを作りたい!」と感じたら、フルバージョンの Super Lead 1959 へステップアップしてみるといいでしょう。
Marshall Plexi Super Lead 1959 は、ただのプラグインを超えた、ロックの歴史そのものです。まずはトニー・プラット氏が作成した豊富なプリセットからスタートし、徐々にパッチングやマイクミックスを試して、あなただけの「壁を揺らすサウンド」を見つけてみてください。
