5060 Centerpiece
特長
New Class-A Topologies - 新しいクラスA設計
5060 に装備された新設計の±24VクラスA回路は信号の細部までを漏らさず伝達し、ミックスバスに心地よさと広がりをもたらす鍵となります。ゼロクロスオーバーディストーションと比類なき純度のサウンドを扱える 5060 は、まさしくデスクトップサイズの 5088 そのものです。入力チャンネルに音量を突っ込んでミックスバスをプッシュすることでダイナミックハーモニック成分が強調され、サウンドのスイートスポットを見つけることができます。ただし、その場合は2トラック出力のオーバーロードを防ぐためにマスターフェーダーを下げる必要があるかもしれません。
Custom Transformers - カスタムトランスフォーマー
5060 に備え付けられているカスタムトランスフォーマーは、グランドループを排除した設計を実現し、その際立ったサウンドの要でもあります。そして出力トランスフォーマーは伝統のサウンドをもたらし、Silk / Texture コントロールによってミックスに適した量の "彩り" を加えます。
Stereo Input Channels 1-8 - ステレオ入力チャンネル1~8
プロフェッショナルグレードの 100 mm フェーダーでステレオ入力チャンネル1~8の音量を決定します。チャンネル1~8はスイッチでステレオ、もしくはセンターに定位したモノラル信号に切り替えることができます。そしてミュートとインサートスイッチも装備しています。チャンネル1-2/3-4のインサートセンドは、オプション設定でトークバックとしてアサインすることも可能です。また、チャンネル1~8のインサートセンドをマルチトラックレコーダーへのプリフェーダーセンドとして使用することもできます。
Stereo Inputs Channels 9-24 - ステレオ入力チャンネル9~24
8つのステレオ入力はロータリーフェーダーで音量の設定が可能で、ステム用のAUX入力として利用できます。
Stereo Buss Master - ステレオバスマスター
マスターステレオバスの音量設定用に 100 mm のステレオフェーダーが用意されています。このフェーダーはマスターとバスモニターの両方のステレオ出力レベルを決めます。ミックスバスにコンプレッサーとEQを追加できるように、トランスフォーマーカップルのインサート端子とスイッチも装備しています。
Texture & Silk Red / Blue - テクスチャー、シルク・レッドとブルーモード
チャンネル全体のサウンドを損なうことなく倍音量を操作し、魅力あるサウンドに仕上げるためのバリアブルコントロールです。ビンテージとモダンキャラクターを選ぶ、Silk と Silk+ モードも用意されています。
Silk 回路は、出力トランスのネガティブフィードバックを低減し、周波数特性を Rupert Neve 氏が過去に設計したビンテージ機器に近づける働きをします。"ブルー" モードではソース素材の低域から中低域の倍音に作用し、サウンドにふくよかさをもたらします。赤の "Silk+" モードはソース素材の中高から高域の倍音を強調し、サウンドに "輝き" を与えます。
Talkback - トークバック
マイクを含めたトークバックシステムを装備しています。スイッチを押した際、内蔵マイクが機能し、設定された音量で専用の出力とオプション設定でインサート1-2/3-4に送られます。また、トークバックスイッチを押した際、スピーカー出力の音量はDIMレベルに一時的に下げられます。また、トークバックをリモートコントロールするための1/4インチトークバックリモート入力も装備されています。
Transport Controls - トランスポートコントロール
再生、停止、録音、早送り、巻戻し、ループ、ジョグ/シャトルとマーカーの追加などDAWに装備されている標準的なトランスポートコントロールをMIDIまたはUSB経由でリモート操作できます。USBモードで使用する場合、Mac OS X 10.3 以降、もしくは Windows 7 以降のシステム環境に対応します。
トランスポート部はHUI、または MCU デバイスとして動作します。
*MIDIとUSBの同時接続は行わないでください。
Monitor Source Selection - モニターソース選択
ステレオバスと3つの外部モニター入力をモニターソースとして選ぶことができます。
Monitor Select - モニターセレクター
スピーカー出力を選択します。モニター3スイッチは押したままにすると "ラッチ" オンすることが可能で、モニター1と2のためのサブウーファーを繋ぐ際などに便利です。
Headphone Amplifier - ヘッドフォンアンプ
専用のレベルコントロールを装備したリファレンスグレードのヘッドフォンアンプを装備します。選択されたモニターソースがヘッドフォン出力にも送られます。
Monitor Level - モニターレベル
21ステップの高精度アッテネーターで、モニター出力を設定します。アッテネーターを使用することで、左右のステレオバランスを正確に扱います。
Meters - メーター
VUメーターは選択されたモニターソースの信号レベルをRMSで表示します。ピーク値に達するとピークインジケーターが赤色に光ります。
DIM - ディムスイッチ
DIM は、モニター信号レベルを一時的に -6 dB~-30 dB とするための機能です。トークバックかDIMスイッチをオンにした際に機能します。DIM スイッチはマスターフェーダーを動かさずに、スピーカーの音量を下げる際に使用します。例えば、ミックスダウン時にマスターや2トラック出力に影響を与えずに音を下げることができます。