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Ozymandiasは非常に多機能で柔軟な音作りが可能な、デュアルオーバードライブ/ディストーションペダルです。
一見すると、Ozymandiasは2つの独立したオーバードライブ回路を搭載したシンプルなスタックオーバードライブでありながら、それぞれ異なるキャラクターのサウンドを持っています。
クリーンブーストから激しいクランチサウンドまで、幅広い歪みを作り出すことが可能で、あらゆるニーズに対応することができます。

また内部の電圧倍増機能により、Ozymandiasは通常の9Vペダル電源で動作するほとんどのオーバードライブペダルよりもはるかに広いヘッドルームを提供します。ゲインを絞った状態でも、このペダルは演奏のダイナミクスに非常に敏感に反応し、思い通りのニュアンス豊かな演奏を実現します。

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2つの独立したチャンネル

Ozymandiasは独自のサウンド特性を持つ2つのチャンネルで構成されています。

CROOKチャンネルは太く、豊かな厚みのある低音が特徴のアンプのようなサウンドで、明瞭で粒立ちの粗い質感を持ち、存在感のあるローエンドを生み出します。

FLAILチャンネルは中音域に焦点が当てられており、より強いドライブ感とコンプレッションが特徴です。
この中高域のボイシングは、ほぼあらゆる楽器のミックスに埋もれることなく、際立ったサウンドを得られます。
リードサウンドなど、バンドの中で音を際立たせたい場合に適しています。

両チャンネルにGAIN、TONE、VOLUMEコントロールを搭載。
さらに、より繊細なテクスチャーコントロールのために、各チャンネルにはハードクリッピング(GRIND)とソフトクリッピング(GRIT)の3wayスイッチと、ベースブースト(RULE/CONQUER)の2つのスイッチが搭載されています。

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柔軟な接続方法とルーティング

各チャンネルに独立したインプットとアウトプットがあり、柔軟なセッティングが可能です。
中央のスイッチで、2つのチャンネルを直列に接続して歪みを重ねたり、並列に接続してそれぞれ別々に出力することができます。

これにより、2つの異なるアンプに音を送るなどの使い方も可能です。

また入出力それぞれにバッファーを掛けることができるため接続するペダルや出力先の器機によって最適な状態を作ることができます。

高ヘッドルーム

内部で22Vに昇圧して動作するため、標準的な9Vの電源を使用しても広いダイナミックレンジとヘッドルームを確保します。
これにより、ピッキングの強弱に対する反応性が非常に高くなっています。

また電源は9~12VのDC入力に対応しているだけでなく、極性は問われない仕様となっているため、+/-センター電源に対応しています

MIDI対応

3.5mmのType-A MIDI入力を備えており、外部のMIDIコントローラーで各チャンネルのオン/オフを切り替えることができます。

ヒストリー

このペダルの名前「Ozymandias」は、エジプトのファラオ、ラムセス2世の古代ギリシャ名です。彼は史上最強のファラオとされ、エジプト王国を築き上げ、帝国規模の王国へと拡大しました。

彼はP.B.シェリーの同名の詩の中で不滅の名を残しています。
「我が名はオジマンディアス、万王の王。汝ら力強い者よ、我が業を顧みず、絶望せよ!」

このペダルは2013年に、あるデュアルオーバードライブからインスピレーションを得て初めて構想されました。
オリジナルを入手できなかったため、私たちは耳を頼りに、ボルテージダブラー、ローインピーダンスグラウンドリファレンス、そしてチャンネルごとに異なるボイシングなど、ユニークな工夫を加えました。

タイラーボームのアートワークが施されたハンドエッチングユニットはわずか5台のみ製造され、Ozymandias はお蔵入りとなりました。

しかしFLAILチャンネルの簡易版がPit Viperペダルとして発売され、それが大成功を収めました。
そして10 年後の2024年、私たちはOzymandiasをさらに完成度が高く、洗練された製品として作り上げ、その名にふさわしい製品になったと確信して発表しました。

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