Universal Audio : UAFX Flow Vintage Tremolo マニュアル
マニュアル, 2023/11/09
UAFX の電源について
UAFX ペダルに電力を供給する方法については、こちらのページをご覧ください。
接続について
UAFX のオーディオ端子は、楽器用の1/4インチ(6.35
mm)アンバランスTS(Tip-Sleeve)ケーブルに対応しています。TRS(Tip-Ring-Sleeve)ケーブルもお使いいただけますが、TSケーブルと比べてメリットがあるわけではありません。
UAFX コンパクトペダルの接続例
UAFX Flow の操作
Flow では、以下のコントロールが可能です。
スピード(SPEED)
トレモロ・エフェクトのスピードを調整します。遅め(反時計回り)に設定すると、サウンドに空間と質感を与えることができ、速め(時計回り)に設定すると、よりリズミカルなスタッター効果を与えることができます。
デプス(DEPTH)
信号にかかるトレモロの量を調整します。反時計回りにするとトレモロが控えめになり、時計回りにするとトレモロが非常に顕著になります。
トレモロ・タイプ(Tremolo Type)
トレモロ・タイプを選択するスイッチです。
- DHARMA
UA 独自のハーモニック・トレモロ・エフェクト。トレモロとフェイズを組み合わせたもので、信号を低音と高音に分割し、LFO でフィルター間を行き来します。これらの分割された信号は合わさって1つの信号に戻り、結果としてボリュームと位相の両方の成分を持つトレモロが得られます。 - 65
60年代のクラシックなアメリカン・アンプのオプティカル・チューブトレモロ。煌びやかで丸みを帯びた波紋のようなボリューム・モジュレーション。 - Square
65オプティカル・トレモロをベースにしているが、よりアグレッシブで刻まれたようなトレモロ・サウンド。
ボリューム(VOLUME)
エフェクト全体の出力レベルを設定します。トレモロ・エフェクトが有効な場合に、音量が低下したと感じられる場合は、このコントロールで補います。
フットスイッチ
フットスイッチの操作で、エフェクトのオン/オフを切り替えます。
エフェクトが有効になると、LED が点灯します。この LED の色は、トゥルー/バッファード・バイパスとタップ・モードのペダル設定を示し、LED の点滅は現在設定されている4分音符のテンポ・レートを表します。
ペダルモード LED カラー
- LED : グリーン
バイパス・モード : トゥルー。タップスイッチ : オン。 - LED : パープル
バイパス・モード : バッファー。タップスイッチ : オン。 - LED : オレンジ
バイパス・モード : トゥルー。タップスイッチ : オフ。 - LED : レッド
バイパス・モード : バッファー。タップスイッチ : オフ。
バイパス・モード(BYPASS)
ペダル背面のスライド・スイッチで、トレイル・バイパスとトゥルー・バイパスを切り替えることができます。
- BUFFER(バッファー)
ペダルの出力がバッファリングされます。長いケーブルの取り回しによる高域のロスを最小限に抑え、複数のペダルを直列に接続した場合でもトーンを維持することができます。 - TRUE(トゥルー)
エフェクトがオフの時、ペダルの信号はトゥルー・バイパスとなります。
タップ・モード(TAP mode)
ペダル背面の タップスイッチを オンに設定することで、フットスイッチでタップテンポを設定できます。
タップテンポ・モードが有効な場合
- ペダルがバイパスされている場合は、1回タップしてペダルをアクティブにします。LED がノブで設定しているテンポで点滅し始めます。
- テンポを設定するには2回タップします。タップしたテンポで LED が点滅し、その2倍のテンポでエフェクトが再生されます。
- ペダルをバイパスするには、タップテンポ・スイッチを LED が点灯するまで押し続け、スイッチを放します。
タップ・モードについて
- タップテンポ LED は4分音符でテンポを示しますが、トレモロ・エフェクトは8分音符で再生されるため、エフェクトはタップした音の2倍の速さで鳴ります。
- タップ・モードでは、スイッチを押した時ではなく、離した時にフットスイッチがペダルをバイパスします。
- タップテンポでペダルをバイパスし、再びペダルをアクティブにすると、ノブのテンポではなく、タップしたテンポが保持されます。