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Universal Audio : UAFX Orion Tape Echo マニュアル

マニュアル, 2023/08/24

該当製品

UAFX Orion Tape Echo の電源について

UAFX ペダルに電力を供給する方法については、こちらのページをご覧ください。

接続について

UAFX のオーディオ端子は、楽器用の1/4インチ(6.35 mm)アンバランスTS(Tip-Sleeve)ケーブルに対応しています。TRS(Tip-Ring-Sleeve)ケーブルもお使いいただけますが、TSケーブルと比べてメリットがあるわけではありません。

UAFX コンパクトペダルの接続例

モノラルイン/モノラルアウト
ペダルをアンプのエフェクトループに入れる

UAFX Orion Tape Echo の操作

Orion では、以下のコントロールが可能です。

ディレイ(DELAY)

ディレイタイムを設定します(80〜700ミリ秒)。ディレイタイムを変更すると、ディレイのピッチが変化します。

ミックス(MIX)

クリーン信号にミックスされるディレイ信号の量を調整します。このノブを時計回りに回し切ると、100%ウェットになります。

テープ(TAPE)

テープキャラクターをミント、ウォーン、オールドの3つから選択するスイッチです。

  • MINT
    テープおよびマシンともに、ミントな状態。新古品のテープと、録音ヘッドに搭載されたキレの良いコンパンダー・コンプレッション回路を備えた「クローゼット・クラシック」マシン。
  • WORN
    70年代前半の適度にメンテナンスされたコンパンダー回路のないマシンと丁寧に扱われたテープとの組み合わせ。
  • OLD
    70年代半ばのユニットで、手入れがあまり行き届いておらず、テープも非常に摩耗した、うねったコーラスのようなリピートを含みます。

フィードバック(FEEDBACK)

ディレイのフィードバック(リピート)量を設定します。値を大きくしていくと、ディレイ信号の自己発振が始まります。

自己発振が生じた場合、ペダルをバイパスしてもそれは止まりません。トゥルー・バイパス・モードでは、自己発振はバックグラウンドで継続され、ペダルを再びオンにすると戻ってきます。トレイル・バイパス・モードでは、ペダルをバイパスしても自己発振は継続します。自己発振を止めるには、フィードバック・レベルを下げてください。

ウォンク(WONK)

テープのワウ、フラッター、モジュレーションを調整します。このコントロールは TAPE AGE スイッチと相互作用し、OLD および WORN を選択した際のサウンドに大きく影響します。

録音レベル(REC LEVEL)

入力信号がテープにどの程度「ホットに」録音されるかを調整します。このコントロールを大きく設定すると、テープが飽和し、歪みが生じます。

バイパス・モード(BYPASS)

ペダル背面のスライド・スイッチで、トレイル・バイパスとトゥルー・バイパスを切り替えることができます。

  • TRAILS
    ペダルがバイパスされても、エコーが聴こえます。ペダルの出力は、エフェクトのオン/オフ時にバッファリングされます。トレイル・バイパスは、長いケーブルの取り回しによる高域のロスを最小限に抑え、複数のペダルを直列に接続した場合でもトーンを維持することができます。
  • TRUE
    エコーは、ペダルがバイパスされると即座にカットされます。エフェクトがオフの時、ペダルの信号はトゥルー・バイパスとなります。

プリアンプ・モード(PREAMP)

ペダル背面のスライド・スイッチを有効にすることで、ドライ信号に対する EP-III プリアンプのオン/オフを切り替えることができます。EP-III プリアンプを有効にするとハイエンドが抑えられ、よりウォームでファットなトーンを得られます。

注意

プリアンプの効果は、ディレイ信号に対しては常に有効となります。

  • ON
    エフェクトがオンの時、またはトレイル・バイパス・モードの時、ドライ信号に対してプリアンプ効果が適用されます。
  • OFF
    ドライ信号に対してプリアンプ効果は適用されません。

プリアンプ効果がドライ信号に対してどのように適用されるのかは、設定によって異なります :

  • バイパス・モード : トゥルー。プリアンプ・モード : オフ。LED : グリーン。
    ドライ信号に対してプリアンプ効果は適用されません。
  • バイパス・モード : トレイル。プリアンプ・モード : オフ。LED : パープル。
    ドライ信号に対してプリアンプ効果は適用されません。
  • バイパス・モード : トゥルー。プリアンプ・モード : オン。LED : オレンジ。
    エフェクトがオンの時、ドライ信号に対してプリアンプ効果が適用されます。
  • バイパス・モード : トレイル。プリアンプ・モード : オン。LED : レッド。
    ドライ信号に対して常にプリアンプ効果が適用されます。

フットスイッチ

フットスイッチの操作で、エフェクトのオン/オフを切り替えます。

エフェクトが有効になると、LED が点灯します。このLEDは、前述の通り、色の変化でトゥルー/トレイル・バイパスとプリアンプ・モードのペダル設定を示します。

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