Universal Audio : UAFX Teletronix Model LA-2A Studio Compressor マニュアル
マニュアル, 2023/11/09
UAFX の電源について
UAFX ペダルに電力を供給する方法については、こちらのページをご覧ください。
接続について
UAFX のオーディオ端子は、楽器用の1/4インチ(6.35
mm)アンバランスTS(Tip-Sleeve)ケーブルに対応しています。TRS(Tip-Ring-Sleeve)ケーブルもお使いいただけますが、TSケーブルと比べてメリットがあるわけではありません。
UAFX コンパクトペダルの接続例
UAFX LA-2A の操作
ピーク(PEAK)
コンプレッションの量を調整します。時計回りでコンプ感が増します。
ゲイン(GAIN)
コンプレッションされた後の信号レベルを調整します。このゲインはコンプレッションされたシグナルに適応されます(ドライ信号のゲインは MIX ノブで調整されます)。
ドライ/ミックス(Dry MIX)
ドライ信号の出力レベルを調整し、+6 dB までブーストできます。反時計回りに振り切ると100%コンプレッションシグナルとなり、ドライ信号はなくなります。時計周りに振り切るとドライ信号のゲインが最大になります。(コンプレッション信号のゲインは GAIN ノブでコントロールします。)
ミックスとゲインについて
- GAIN と MIX は、それぞれコンプレッション信号とドライ信号の独立した出力レベルコントロールです。
- コンプレッションされた信号のみを聞くには、 MIX を反時計回りに回し切ります。コンプレッションされた信号レベルは GAIN ノブで調整します。
- ドライのみを聞くには、GAIN を反時計回りに回しきります。ドライ信号のゲインをブーストする場合のみ、MIX ノブを使用します。
コンプ/リミット(COMP / LIMIT)
コンプレッションのキャラクターを選択します。
- コンプ(COMP)
4 : 1 レシオ。ミディアムなコンプレッション
- リミット(LIMIT)
12 : 1 レシオ。ハードリミッターのような効果
フットスイッチ
フットスイッチの操作で、エフェクトのオン/オフを切り替えます。
エフェクトが有効になると、LED が点灯します。この LED は、色の変化でコンプレッサーの動作を示します。
-
グリーン
入力信号に対し、コンプレッサーが反応していません。 - イエロー
入力信号に対し、コンプレッサーが適度に反応しています。 - レッド
入力信号に対し、コンプレッサーが大きく反応しています。
バイパス・モード(BYPASS)
ペダル背面のスライド・スイッチで、バッファード・バイパスとトゥルー・バイパスを切り替えることができます。
- BUFFER
ペダルの出力がバッファリングされます。バッファード・バイパスに設定すると、長いケーブルの取り回しによる高域のロスを最小限に抑え、複数のペダルを直列に接続した場合でもトーンを維持することができます。 - TRUE
エフェクトがオフの時、ペダルの信号はトゥルー・バイパスとなります。
リリース(RELEASE)
ペダル背面のスライダースイッチで、コンプレッサーを STOCK または FAST リリースに切り替えることができます。
- STOCK リリースは、コンプレッションされたレベルがゆっくりと回復し、クラシックなオプト・コンプレッション回路の特徴であるしぼんだようなサウンドになります。
- FAST リリースは、コンプレッションされたレベルをより素早く回復させ、より透明感のあるサウンドやエフェクト感の少ないサウンドにすることができます。