iLoud MTM MKII
X-MONITOR
X-MONITOR は、iLoud Precision / iLoud MTM MKII 用の高度なコントロール・アプリケーションで、本体に実装されているボタンより詳細なボイシングの調整が行えます。特別なインターフェイスは必要なく、背面の USB ポートを Mac / Windows に接続するだけで、すぐにご利用いただけます。
- ARC キャリブレーションの手順を視覚的にサポート
- 補正前後のレスポンス・カーブを表示し、ルーム・アコースティックを正確に把握
- 20種類以上の定番スタジオ・モニターのプロファイルを切り替え可能
- 独自のカスタム周波数レスポンス・カーブの作成と保存
- シンプルなユーザー・インターフェイスで、背面パネルのすべてのパラメータと設定を完全に制御
- システムの診断やファームウェア・アップデート機能
キャリブレーション機能を拡張
iLoud MTM MKII は、ARC™ System 技術によるキャリブレーション機能を内蔵しており、MEMS 測定マイクを使用してご利用の部屋に合わせた補正が可能です。キャリブレーションはスピーカー単体でも可能ですが、X-MONITOR を使用すれば、画面上でガイドや進捗状況を確認できるので便利です。また、X-MONITOR では Contour、Voice、リモート・ボタン*のアサイン、ディレイの設定が保存できますので、お好みの調整情報を即座に呼び出せます。
*iLoud MTM MKII にリモート機能はありません(iLoud Precision シリーズのみの機能となります)。
キャリブレーションのプロセスが完了すると、X-MONITOR 側で補正前後の特性を視覚的に確認できます。補正を適用するかどうかについても、リスニング・ポジションにいながら、X-MONITOR 側でオン/オフ可能です。
定番スピーカーのエミュレーション
X-MONITOR は、市場で最も有名なスタジオモニターの周波数特性と位相特性をエミュレートすることも可能。ARC の設定と連動し、いかなるリスニング環境でも最高のサウンドを実現します。これは、スイートスポットと ARC のキャリブレーションから離れることなく、異なるリファレンス・システムでミックスを素早くテストするのに理想的です。
オリジナルのレスポンス・カーブを作成
X-MONITOR では、カスタム EQ の設定も可能です。専用ページでは、特定の周波数帯域を調整し、ユーザー・プリセットとして保存できます。これらの設定は、iLoud MTM MKII 本体内部に保存されるので、次にスピーカーをオンにした時に、自動的に呼び出されます。一度お気に入りの設定をロードしておけば、あとは必要に応じて X-MONITOR で微調整するだけです。
定期的なアップデート
iLoud MTM MKII は、X-MONITOR ソフトウェアを通してモニター・プロファイルやファームウェアのアップデートが行えます。アップデート時は X-MONITOR 上でアップデートのプロセスに関する情報を確認できます。また、システム・ステータスの診断ツールにより、接続した iLoud MTM MKII が正常な状態であるかどうかもチェック可能です。このように、X-MONITOR を使用することで、iLoud MTM MKII を常に最新の状態に保ち、最適な状態で動作させることを可能にしています。