Nektar Technology : Nektarine v2.5 リリース
アップデート情報, 2022/08/02
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Nektarine v2.5 では、ユーザーインターフェイスが一から再設計され、多くの新機能とワークフローの強化が導入されています。また、AURA / Panorama T ユーザー向けのドラムサンプル・プレイバッカー “DP-1 Drum Player” の提供など、ビートメイキングのための機能が強化されています。
最大 24bit / 192kHz の WAV または AIFF オーディオファイルに対応し、500以上のドラムサウンド・ライブラリが付属する DP-1 の登場によって、この楽器がさらに身近なものとなることでしょう。
ピッチ、アタック、ディケイ、ディケイ・スロープ、エンベロープ>フィルター、ドライブ、カットオフ、レゾナンスを AURA ハードウェアの8基のポットからリアルタイムに調整できます。ユニークな “1982” モードは、再生解像度を8ビットまで落とし、愛すべきクラシックなドラムマシンの回路とサウンドをエミュレートするものです。加えて、1ノブ・コンプレッサーと2バンド・イコライザーを搭載し、ベロシティ/プレッシャーセンスによってモジュレーションを掛けることが可能となっています。
DP-1 のファクトリーライブラリーは、500以上のユニークなドラム音源40キットを収録。クラシックなドラムマシンから電子音、そしてアコースティックセットに至る幅広いパッチが含まれています。すべてのサウンドは、個別のパッチまたは Nektarine のマルチパッチとして活用できます。
Nektarine v2.5 と AURA を接続した際に表示される「パッドビュー」では、すべてのパッド設定が一目で分かるようになっており、プラグインスロット、センド、パン、ボリューム、ミュート、ソロパラメーターを備えたチャンネルストリップ、そしてコンテンツを読み込むためのブラウザが一体となり、あなたのワークフローを支えます。
ブラウザは、ドラッグ&ドロップによる高速なキット作成に対応。オーディオ(Audio)タブ内のサンプルをパッドにドラッグ&ドロップするだけで、DP-1 が自動的に起動し、インストゥルメント・チャンネルストリップが作成されます。あるいは、ブラウザからパッチをドラッグするだけで、そのパッチとプラグインが読み込まれます。
Nektarine 2.5 は最大16個のサンプルまたはインストゥルメントプラグインをホストでき、それぞれに最大4つのインサートFXと、4つのグローバル・センドFXプラグインを使用できます。すべての設定は1つのマルチパッチとして保存されるため、ボタンを押すだけで瞬時にリコールが行えます。
複数のプラグインからキットを作成する場合、すべてのプラグインのユーザーインターフェイスを一度に確認できると非常に便利です。一新されたラックビューには、プラグインの基本設定を表示するヘッダやパッチの選択を容易にするブラウザなど、ロードしたすべてのユーザーインターフェイスがスクロール可能な状態で表示されます。インサートFXプラグインに関しても、ここで表示/編集することができます。
Nektarine の新しいミックスビューは、ロードされたすべてのプラグインとミキサー設定を、伝統的なコンソールスタイルのデザインで表示します。これにより、16のインストゥルメントチャンネルすべてにおいて、レベル、パン、センド、インサートプラグインを一元管理することが可能です。また、統合されたブラウザには選択したプラグインのパッチが表示され、ドラッグ&ドロップに対応します。ミキシングについてもハードウェアからコントロールができ、AURA のミキサー画面から8チャンネルのバンク単位で設定が行えます。
Nektarine はスタンドアローンでも、Windows / macOS X の VST、VST3、AU、AAX 対応 DAW のプラグインとしてもお使いいただけます。
Nektarine v2.5 は、Nektar の ユーザーアカウントページ からダウンロードを行ってください。