Lynx Studio Technology : E22 / E44 ファームウェアの更新に失敗した場合
FAQ, 2021/12/28
ごくまれに、ファームウェアの更新に失敗する場合があります。これがプロセスのどの時点で発生するかによって、カードが使用できなくなる場合があります。
しかし、Lynx カードは簡単に修正できるように設計されています。カードには2つのPROMがあり、その内1つだけがプログラム可能です。もう1つには工場出荷時のファームウェアが含まれており、任意にプログラムすることができないようになっています。
つまり、PROM 2(デフォルトのプログラム可能なPROM)からPROM1(工場出荷時のPROM)に切り替えることでカードが認識され、ファームウェアの再更新が可能になります。
PROM 1 を使用して、失敗したファームウェアを回復する手順は次のとおりです。
1. コンピューターの電源を切り、電源プラグ(PCの)を抜いて、E22 / E44 カードを取り外します。
2. ボードのコンポーネント側の背面に向かって、4つのスイッチのセットがあります。スイッチ3と4で、PROM の選択ができます。
3. デフォルトでは、スイッチ4には「PROM2」というラベルが付いており、デフォルトでONになっています。スイッチ3にはPROM1というラベルが付いており、デフォルトではOFFになっています。スイッチ4をOFFの位置にし、スイッチ3をONの位置にします。つまり、PROM 2はOFFで、PROM 1はONです。
4. カードをスロットに戻し、電源プラグ(PCの)を差し込んでコンピュータの電源を入れます。
5. OSがカードを認識した場合は、カードの最新のファームウェアアップデーターを実行します。
E22のファームウェア
E44のファームウェア
6. 完了したら、コンピューターをシャットダウンします。
7. 電源プラグ(PCの)を取り外し、カードを取り外し、スイッチを元の位置に戻します。PROM 2はオンで、PROM 1はオフです。
8. カードを挿入し、PCを起動します。これで、カードは現在のファームウェアで動作するはずです。それでもPROM 1のジャンパーでカードが表示されない場合は、カードまたはコンピューターのPCIeスロットに問題があります。その場合、弊社サポート までご連絡ください。