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CME : WIDI Jack のスイッチと端子について

マニュアル, 2021/02/11

該当製品

WIDI Jack は、ワイヤレス Bluetooth MIDI インターフェイスです。シンセサイザー、オーディオインターフェイス、MIDI インターフェイス、MIDI コントローラー、キーター、ウィンドコントローラー、電子アコーディオン、電子ドラム、電子ピアノ、デジタルミキサーなど、さまざまな MIDI コネクターを有するデバイスへ Bluetooth MIDI の利便性をもたらします。また、一般的な Bluetooth MIDI コントローラーや、iPhone、iPad、Mac といった BLE MIDI 機能を内蔵するデバイスやコンピュータと接続することも可能です。

WIDI Jack には、2つの2.5mmミニTRS仕様の MIDI 端子、電源供給用の USB-C 端子(データ転送には対応していません)、および1つのプッシュスイッチと1つのスライドスイッチが備わっています。

インターフェイスの下部に「▲」と記されたミニTRS端子は、付属(あるいは別売)のアクセサリーケーブルを介して MIDI デバイスの「MIDI OUT」端子と接続します。これにより、WIDI Jack は接続されたデバイスから電源と MIDI 情報を受け取ります。その後、情報は Bluetooth MIDI メッセージへと変換され、他のデバイスに送信されます。

インターフェイスの下部に「▼」と記されたミニTRS端子は、付属(あるいは別売)のアクセサリーケーブルを介して MIDI デバイスの「MIDI IN」端子と接続します。これにより、受信した Bluetooth MIDI メッセージが接続された MIDI デバイスに送られます。

WIDI Jack の左側に備わる USB-C 端子は、市販されている5VのUSBパワーサプライ(充電器、電源バンク、コンピューターのUSB端子など)を接続し、WIDI Jack に電源を供給する時に使います。これは、MIDI デバイス側の MIDI OUT 端子から電源を得ることができない場合や、WIDI Jack をデバイスの MIDI IN 端子にのみ接続して使う場合に有用です。

WIDI Jack の右側に備わるプッシュスイッチは、以下の操作時に使います。

  • ファクトリー・リセット
    WIDI Jack の電源がオフの状態で、このスイッチを押しながら電源を入れます(スイッチは、LEDライトが緑色で3回点滅するまで押し続けてください)。これによって、手動で工場出荷時の状態にリセットされます。
  • ペリフェラル・モードへの強制切り替え
    WIDI Jack の電源がオンの状態で、このスイッチを3秒間押し続け、離します。これにより、手動で「強制ペリフェラル(Force peripheral)」モードに設定されます。WIDI Jack が他の BLE MIDI デバイスに接続されている場合、この操作に従って接続が解除されます。

WIDI Jack の背面にあるスライドスイッチは、接続する MIDI デバイス側の TRS MIDI ケーブルの仕様(タイプA / タイプB)に合わせ、本体ミニTRS端子の入力極性を切り替える時に使います(CME 製TRSケーブルは、タイプBの仕様です)。

注1 : 接続する MIDI デバイスの仕様がタイプAかタイプBかを確認するには、MIDI デバイスのマニュアルをご参照いただくか、製造元までお問い合わせください。
注2 : WIDI Jack と MIDI デバイスを接続してデータの送受信がうまくいかない場合は、このスライドスイッチを TRS MIDI ケーブルの極性に一致するよう変更してみてください。

なお、WIDIジャックの背面にはマグネットが入っており、付属のマグネットパッチアクセサリーを使って簡単に MIDI デバイスへの取り付けが行える設計となっています。

その他、WIDI をお使いいただくにあたってご不明な点がございましたら、こちらのフォーム よりご質問ください。

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