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Universal Audio : LUNA マニュアル | コンセプト

マニュアル, 2021/05/14

該当製品

LUNA のコンセプト

LUNA レコーディング・システムは、Universal Audio による新しい音楽制作システムです。LUNA によって、Apollo インターフェイスは地球上で最も刺激的な、Mac ベースの音楽制作システムへと変貌を遂げます。macOS 環境で Thunderbolt を搭載する UA インターフェイスと完全統合し、直感的なユーザーインターフェイスを備えた、オーディオ録音、MIDI の打ち込み、編集、アレンジ、ミキシングのための快適な環境を提供します。

アナログレコーディングの流れに沿った自然なワークフロー

LUNA は、ハードウェアとソフトウェアの強固な融合によって、Apollo インターフェイスのオーナーに自然で効率的な音楽制作、編集、ミキシングのワークフローをもたらす Mac ベースのレコーディング・システムです。UAD プラグインをリアルタイムに使ったトラッキングの際に、Apollo の Console アプリケーションとDAWの間を行き来する必要はもうありません。また、面倒なバッファサイズの設定も必要ないため、レコーディングや作曲、編集などに集中することができます。

加えて、LUNA の Accelerated Realtime Monitoring™ を使えば、レイテンシーを意識することなく UAD プラグインを活用したトラッキングが行え、モニターミックスやキューミックスの作成、Unison プラグインの設定といった手間を最小限に抑えることができます。

Apollo との深い統合

LUNA は、UA オーディオインターフェイスと直結する構造となっています。このため、LUNA をお使いになられる時は、Apollo とコンピューターを Thunderbolt で接続し、電源を入れておく必要があります。UA インターフェイスとの深い統合により、接続された Apollo インターフェイスで利用可能な入出力が自動的に構成され、Unison インサートを含むすべてのプリアンプ・チャンネルの機能を LUNA から直接扱えるようになります。さらに、ハードウェアのほとんどのルーティングに関しても LUNA 側から行えます。

Accelerated Realtime Monitoring™

Accelerated Realtime Monitoring(ARM)は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアを LUNA に統合する機能で、リアルタイムで UAD プラグインを介したレコーディングを行いながら、可能な限りレイテンシーを抑えることを実現するものです。

すでに Console アプリケーションに慣れ親しんでいる方には、ARM によって Apollo Console を使うことなく、同じ機能と利点(低レイテンシーのプラグイン処理、入力ルーティング、キューミックスなど)をすべて扱える点に魅力を感じられるでしょう。Console とは異なり、LUNA や ARM はソフトウェアのトランスポート状態に応じて入力チャンネルのミュート/アンミュートを自動的に切り替えます。つまり、録音可能状態、あるいは入力モニターを有効にしている状態のチャンネルに関しては自動的にミュートが外れ、その他の Apollo のチャンネルに対してはミュートが掛かることになります。

ARM によって、低レイテンシーで UAD プラグインを介したトラッキングや入力モニターを行えるため、Apollo Console を使用する必要がなくなりました。ARM を使えば、LUNA への録音中のレイテンシーを最小限に抑えることができるのです。

ARM は、チャンネルの入力状態をシームレスに処理するため、LUNA から離れることなくチャンネルインサートされた UAD プラグインをリアルタイムで処理します。つまり、ARM によってレイテンシーを感じることなく、任意の UAD プラグインを複数の入力やトラックのモニタリング、あるいはレコーディングに活用していくことが可能です。

LUNA は、セッションの使用状況に応じてインプットチャンネルのミュート/アンミュートを切り替えます。録音可能な Apollo のチャンネル入力はミュートが解除され、その他のチャンネル入力はミュートされます。録音可能状態、入力モニターの状態、そしてトランスポートの状態に応じて、入力とディスクに録音されたオーディオ素材のミュートを自動的にコントロールします。

ARM は、グローバル設定としてオン/オフを切り替えることができます。この設定は、モニター、ヘッドフォン、キューアウトプットを介して入力信号をモニターする際、可能な限り低いインプットモニター・レイテンシーを実現するために使います。

レコーディング機能

LUNA では、ハードウェアで設定されてたサンプルレート設定に従い、お使いのコンピューターの処理能力に準じたトラック数の中で24ビットのオーディオレコーディングが行えます。そして、オーディオの再生中であってもトランスポートを「レコード(録音)」に切り替えることで、随時レコーディングに入ることができます。また、トランスポートの実行中にトラックの録音を有効あるいは無効にすることができるため、セッションを再生している間に1つ以上のトラックに対してパンチインを手動で行うことも可能となっています。

プラグイン・プロセッシング

Console アプリケーションでは、インプットチャンネルにアサインされた UAD プラグインを介した信号をそのままDAWへ録音するのか、あるいはモニター用としてのみ使用するのかを選択する必要があります。一方、LUNA では、Unison を介した入力信号に関しては Console アプリと同様に必ずディスクに記録されることになりますが、その他のプラグインスロットに関しては Console と扱い方が異なります。

LUNA には通常のチャンネルインサートとは別に、Record FX スロットが用意されています。標準のチャンネルインサートスロットは8つ用意され、そこでは Audio Units プラグインと UAD プラグインを組み合わせて使用することが可能です。Record FX スロットには、(UAD DSPリソースの許す限り)最大4つまでの UAD プラグインを追加し、レコーディング(いわゆる掛け録り)が行えます。モニタリングやトラックの再生時に活用したい UAD プラグインや Audio Units プラグインは、標準のチャンネルインサートスロットに追加します。

プラグインの処理に関するメモ :

  • ARM を有効にした場合、録音可能なトラックでモニターが行えるのは UAD プラグインのみとなります。また、録音あるいは入力可能な状態にあるトラックの Audio Units プラグインはすべて無効になります。
  • ARM を有効にしている時、録音あるいは入力可能な状態のトラックに Audio Unit プラグインをインサートすると、プラグインは非アクティブな状態で追加され、LUNA はプラグインが無効になっていることを通知します。
  • トラックが ARM モードで録音または入力可能となっている場合、標準のインサートスロットの内、最初の4つのみが有効で、残りの4つは無効となります。

LUNA と Console

LUNA を使用する場合、他のDAWのように Apollo の Console アプリケーションを使う必要はありません。LUNA は Console が持つほとんどの機能を網羅しており、さらには Console にない機能を備えています。

例えば、LUNA セッションには入力に関する設定も含まれます。LUNA でトラックの入力設定を行うと、Unison プラグイン、Record FX プラグイン、Insert エフェクトプラグインを含むすべての設定が当該トラックに保持されます。各トラックは、セッションを閉じ、再度開いた後でも最後に設定された状態を保持しています。なお、(LUNA を起動する前に)Console で構成していた設定は LUNA の起動時に無効となり、LUNA を終了すると復元されます。
後述するアイソレート機能とフレックス・ルーティング機能に関しては、Console で設定を行います。

アイソレート機能(Console Isolate)

“Isolate” は、異なる Console、または LUNA セッションをロードしても、現在のチャンネル設定を保持する機能です。アイソレートされているチャンネルは、LUNA から操作することはできません。

Isolate を使用すれば、Console や LUNA セッションを変更したとしても、リアルタイム UAD プロセッシングを介した Apollo インターフェイスへの入力信号をシームレスにモニターすることができます。言い換えれば、Console のチャンネル設定が LUNA 側から変更されることを回避するものです。この機能を活用し、特定のインプットチャンネルの設定を保持したまま LUNA セッションを切り替えることが可能となります。アイソレートされたチャンネルでは、LUNA から設定を変更できない上に、LUNA ミキサーによって自動的にミュート/アンミュートが切り替わることもありません。つまり、アイソレートされている入力チャンネルは、常に入力モニターが生きている状態となります。

唯一の例外は、アイソレートされた入力を使用するトラックが録音可能状態となっている場合で、LUNA がそのトラックからオーディオを再生している時にのみ、自動的にミュートが行われるようになっています。

コンソールトラッキングモード(Console Tracking Mode)

コンソールトラッキングモードは、レコーディングの際、LUNA によって自動的に Console チャンネルのミュート/アンミュートが切り替わることを防ぎます。基本的に LUNA を起動している間は、すべての入力が生きている状態となり、Console はこれまでと同様に動作することとなります。

コンソールトラッキングモードでは、UAD プラグインは通常のように LUNA の入力に保持されません。代わりに、トラックを録音可能状態にすると、Console でトラックにアサインされたプラグインが LUNA のチャンネルにロードされます。ただし、Isolate 機能とは異なり、Console Tracking Mode では LUNA でトラックのプラグインを変更することが可能で、それらの変更はコンソールに引き継がれます。LUNA を終了すると、Console は以前の状態に戻ります。

詳細は、「オーディオレコーディング > コンソールトラッキングモード」の項をご覧下さい。

LUNA エクステンション

LUNA エクステンションは、LUNA 内でのみ動作する UA のアドオン機能です。無料で含まれている Oxide Tape LUNA エクステンションの他、有償オプションとして Studer A800 や Neve Summing などがラインナップされています。別売の LUNA エクステンションは、LUNA から購入が可能です。また、無料で含まれている ARP LUNA エクステンションを使えば、インストゥルメントトラックにおいてアルペジオ効果を得ることができます。

マルチトラックテープを統合

付属する Oxide LUNA エクステンションや、有償の Studer A800 エクステンション(有償)による LUNA のマルチトラックテープサウンドは、すべてのオーディオ/インストゥルメントトラックに磁気テープのあたたかさ、パンチ、そして質感を付加します。トラックごとに “SATURATION” コントロールを調整するだけで、ソースに対しお好みの量の倍音とテープ固有の特性を加えていくことができます。

最大4台までのテープマシンを組み合わせて、さまざまなテープの種類、スピード、トラックごとのバイアス、リプロ、トーンのコントロールを利用することも可能です ­— ミックスをほどよく馴染ませるのに最適です。

マスターテープを統合

LUNA のマスターテープサウンドは、バストラックとメイントラックに適用可能な Ampex ATR-102 エクステンション(有償)によって得られます。マスターテープを使うと、バストラックとメイントラックでそれぞれ異なるプリセットや設定のマシンを別々に設定することができるため、ミキシングステージでの柔軟性が高まります。テープマシンをプリフェーダーまたはポストフェーダーとして設定し、テープ速度、テープヘッド幅などを個々のバストラックとメイントラックで直接設定することができます。テープブラウザからは、録音や再生レベル、バイアス、EQ、ノイズの有効/無効の設定が行えます。

Neve Summing® を統合

絶大な影響力を誇る、数多のヒットレコードを支えた比類なき Neve 80 シリーズ・コンソールは、60年代から70年代初期に製造されたアナログデスクで、ドキュメンタリー『サウンド・シティ』でもおおいに話題となりました。その立体的なノンリニア性とアナログ回路による重厚感が、ミックスに活気と彩りを加えます。

AMS Neve とのパートナーシップにより、LUNA レコーディング・システム専用として開発された Neve Summing エクステンションは、1272 バスアンプリファイアを含む象徴的な Neve 80 シリーズ・コンソールのサミング回路のすべてを再現します — 最も人気の高い Neve デスクの魅力、その全てを LUNA でのミックスで得られます。

API Summing を統合

50年以上に渡って名盤の誕生をサポートしてきた API コンソールは、紛れもない伝説的存在です。Stevie Wonder の Talking Book や Fleetwood Mac の Rumours、The Cure の Pornography から Radiohead の Hail to the Thief に至るまで - API のアナログコンソールならではのパンチは、ミックスにアグレッシブで多次元的なカラーを与えてくれます。

API とのパートナーシップにより LUNA レコーディング・システム専用に開発された API Summing エクステンションは、伝説的な API コンソールに搭載されてきた2520オペアンプとカスタム出力トランスをエミュレートし、LUNA でのミックスに崇高な API アナログデスクのアティチュードとトーンをもたらします。

LUNA エクステンションに関する記述

  • LUNA Tape エクステンションの使用方法については「LUNA Tape エクステンション」の項に記載しています。
  • Neve Summing エクステンションの使用方法については「Neve Summing」の項に記載しています。
  • ARP MIDI アルペジエーターの操作方法については「ARP MIDI アルペジエーター 」の項に記載しています。
  • 各 LUNA エクステンションについては「LUNA エクステンション」の章に記載しています。

LUNA インストゥルメント

LUNA インストゥルメントは、UA の電気的/音響的モデリング、サンプリング、シンセシス、信号処理における経験と知識が導入された、初のバーチャル・インストゥルメントです。LUNA レコーディング・システムには厳選された刺激的なサウンドのバンドルも付属し、ソフトウェアベースの楽器に新しいレベルのリアリズムを提供します。

LUNA インストゥルメントは、LUNA レコーディング・システム内でのみ扱えます。

Moog® Minimoog

Moog Music とのパートナーシップにより開発された Minimoog LUNA インストゥルメントは、Bob Moog 氏による先駆的なシンセサイザーを驚くほど正確に、そして感動的に再現します。

クラシックな Moog のオシレーターとラダーフィルターのあらゆるニュアンスを完璧に捉え、ディスクリート・トランジスタ VCA モデリングを利用することで、Minimoog LUNA インストゥルメントは、Parliament-Funkadelic から Kraftwerk、Dr. Dre らが愛したこの定番楽器のあらゆる面を忠実に捉えています。

Ravel™ Grand Piano

UA 初のバーチャル・アコースティック楽器となる Ravel は、独自のサンプリング、フィジカルモデリング、そして新しい UltraResonance™ テクノロジーをベースとする Steinway Model B グランドピアノの息をのむようなエミュレーションであり、このスタジオクラシックのあらゆる音響的ニュアンスをもたらします。

Ocean Way Studios で収録された Ravel は、アルバム制作にそのまま使えるスタジオピアノとして収録され、扱いやすいトーン、ダイナミクス、マイクコントロール、そして革新的なリバース機能を備えることで、驚くほどクリエイティブな響きとテクスチャーを実現します。

Shape

Shape は LUNA に無償で付属する総合的なクリエイティブツールキットで、最高のビンテージキーボード、ドラム/パーカッション、ギター/ベース、オーケストラ、リアルタイムシンセシスなどのコレクションを含む LUNA インストゥルメントです。収録コンテンツは Universal Audio によるものだけでなく、Spitfire Audio、Orange Tree Samples、Loops de la Creme などからも提供され、サンプルパックや追加コンテンツで Shape を拡張することが可能です。

LUNA インストゥルメントに関する記述

  • LUNA インストゥルメントのインサート、演奏、レコーディング方法については「バーチャルインストゥルメントの演奏と MIDI レコーディング」の章に記載しています。
  • 各 LUNA インストゥルメントについては「LUNA インストゥルメント」の章に記載しています。

非破壊オーディオ編集

LUNA でオーディオ録音を行うと、そのオーディオはセッションファイルに保存されます。コピー、カット、トリミング、セクションの削除などでオーディオを編集することが可能ですが、実際には元のオーディオファイルが編集されるわけではありません。同様に、ループレコーディングで複数のテイクを録音したり、既存のオーディオファイルやファイルセクションの上にオーディオを録音した場合も、以前のオーディオファイルは保持されます。ループレコーディングされたすべてのオーディオファイルには、トラックバージョン機能でアクセスすることができます。

保存方法

LUNA では、すべての変更が自動保存されます。この時、LUNA のセッションファイル内に埋め込まれたデータベースファイルに変更が書き込まれます。データベースは変更の度に更新され、LUNA セッションに対する一定時間の記録を保持します。すべての編集や変更が自動保存され、オーディオも LUNA のセッションファイルに埋め込まれるため、LUNA には従来の保存機能はありません。セッションを閉じ、開き直した後でも、(録音中以外は)変更を元に戻したりやり直すことができます。また、セッションのコピーを保存することも可能です。

LUNA は自動保存間隔(Autosave Interval)設定に基づき、元に戻すことができるバージョンを自動保存します。

アンドゥとリドゥ

録音中を除き、開いているセッションの変更はいつでも元に戻したり、やり直しが行えます。セッションを閉じて再開した後でも変更を元に戻したり、やり直したりすることも可能です。

サポートするプラグイン形式

LUNA では、UAD プラグイン、LUNA エクステンション、LUNA インストゥルメントに加え、Audio Units(AU)形式のプラグインを使用することが可能です。テープマシンや Neve Summing を含む LUNA エクステンションは、LUNA のワークフローと統合されています。LUNA インストゥルメントや AU 形式のバーチャル音源は、インサートエフェクトプラグインとは別のリストで表示されます。

トラックフォローモード(Track Follows Mode)

LUNA のオーディオトラックは、2つのモード : タイムとテンポのいずれかに定義されます。

タイムモードに設定されているトラックは、セッションのテンポが変化しても元の再生時間を維持します。トラック上のすべてのオーディオクリップ、そしてクリップに関連する要素は、スタート/エンドポイント、編集、フェード、オートメーションを含め、すべてが元の時間に基づきます。

テンポモードに設定されているトラックは、セッションのテンポ変更と連動して再生時間が変化します。テンポを遅くした場合は収録した状態よりも長く、早くした場合は短く再生されます。トラック上のすべてのオーディオクリップ、そしてクリップに関連する要素は、スタート/エンドポイント、編集、フェード、オートメーションを含め、すべてがセッションのテンポに合わせ調整(スケーリング)されます。

サンプルレート、オーディオ、セッションのインポート

LUNA セッションは特定のサンプルレートに固定されません。LUNA セッションを作成またはインポートした後、セッションのサウンドや再生速度を変更することなく、サンプルレートを変更することができます。LUNA は、常にハードウェアのサンプルレート設定に依存し、24ビットでオーディオレコーディングを行います。すべての内部ファイル、エクスポート、およびミックス操作は、32ビット浮動小数点のアーキテクチャが採用されています。LUNA では任意のサンプルレートのオーディオファイルをインポートでき、対応ハードウェアのサンプルレートでセッションを再生することができます。なお、LUNA にインポートされたオーディオファイルは、インポートした時と同じビットとサンプルレートで、LUNA セッションファイルに保存されます。

フォーカスブラウザ(Focus Browser)の概要

LUNA では、多くの操作において画面左側に「フォーカスブラウザ」が展開されます。例えば、プラグインの “PRESETS” ボタンをクリックすると、利用可能なプリセットリストが画面左側に表示されます。この方法によって、メニューやサブメニューの中から機能やコマンドを選んで実行するよりも高速なワークフローを実現します。

フォーカスブラウザでは、トラックに使用する入力を選択したり、プラグインのプリセットを選択します。

フォーカスブラウザでのフォルダの展開と折りたたみ

フォーカスブラウザで、フォルダ表示の展開と折りたたみを行う場合、フォルダ名をクリックします。例えば、[Inserts]フォーカスブラウザ内の Universal Audio フォルダをクリックすると、UAD プラグインのリストが開閉します。フォーカスブラウザ内のすべてのフォルダを展開または折りたたむには、任意のフォルダ名を、“Option” キーを押しながらクリックします。

WORKFLOW(ワークフロー)

[WORKFLOW]セクションには、LUNA のメインコントロールバーの下で展開されるツールバーを呼び出すためのボタンが並びます。ここでは、一般的な編集、設定、およびナビゲーション用のコマンドが提示されます。

キーボードショートカットとメニューリファレンス

LUNA には、メニュー項目や各種ワークフローに対する便利なキーボードショートカットが多数用意されています。

注意 : いくつかのショートカットは、macOS 標準のキーコマンドと競合します。LUNA のキーボードショートカットを使用するために macOS のキーコマンドを無効にする方法については、こちらのFAQをご覧ください。

LUNA と macOS のキーボードショートカットの競合について

LUNA のキーコマンドの内、いくつかは macOS 標準のショートカットと競合します。LUNA のキーコマンドを使用するには、これらのキーコマンドを無効にするか、別のショートカットに再マッピングを行う必要があります。以下はその手順となります :

  • command + スペースバー(録音切り替え):
    デフォルトでは、このキーコマンドは macOS の Spotlight 検索機能にマッピングされています。LUNA でこのキーコマンドを使用するには、[システム環境設定]>[キーボード]>[ショートカット]>[スポットライト]で、“Spotlight検索を表示” のチェックを外して無効にするか、別のキーコマンドにマッピングしてください。操作の詳細は、macOS のマニュアルをご確認ください。
  • control + ↑(選択中のトラックの表示の高さを広げる):
    デフォルトでは、このキーコマンドは macOS の Mission Control にマッピングされています。LUNA でこのキーコマンドを使用するには、[システム環境設定]>[キーボード]>[ショートカット]>[Mission Control]で “Mission Control” のチェックを外して無効にするか、別のキーコマンドにマッピングしてください。操作の詳細は、macOS のマニュアルをご確認ください。
  • control + ↓(選択中のトラックの表示の高さを狭める):
    デフォルトでは、このキーコマンドは macOS のアプリケーションウインドウにマッピングされています。LUNA でこのキーコマンドを使用するには、[システム環境設定]>[キーボード]>[ショートカット]>[Mission Control]で “アプリケーションウィンドウ” のチェックを外して無効にするか、別のキーコマンドにマッピングしてください。操作の詳細は、macOS のマニュアルをご確認ください。
  • MIDI Keyboard Mode(MIDIキーボードモード):
    MIDI キーボードモードがオンの場合、ショートカットとして使用されるいくつかのキーがオーバーライドされます。回避するには、MIDI キーボードモードをオフにしてください。
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