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IK Multimedia

iLoud MTM MKII

あらゆるイマーシブ・スタジオを瞬時にキャリブレーション

ARC X Immersive は、ステレオおよびステレオ+サブ・ウーファー・システムから、最大 9.1.6 ch のフル・イマーシブ・モニタリング・システムまで対応します。推測に頼ることなく、お部屋を正確で信頼性の高いリファレンス環境へと変貌させます。

ARC X Immersive は、ARC 対応の iLoud モニターおよびサードパーティ製システム向けの ARC Studio と連携し、システム全体にわたって正確なハードウェア・ベースのキャリブレーションを提供します。

  • 完全に自動化されたマルチチャンネル・アライメント : スピーカー・システム全体を単一のシステムとして測定/キャリブレーションし、各チャンネルのレベルとタイミングを自動調整するだけでなく、サブウーファーの統合と管理も自動で行います。 
  • 正確な空間イメージングと再現性 : 明確なファントムセンター、一貫した音色バランス、そしてあらゆる再生システムで忠実に再現されるミックスを実現します。 
  • 包括的なシステム・キャリブレーション : フルレンジのルーム補正と高精度なサブウーファーとの統合により、基本的な EQ にとどまらない高度な調整が可能です。 
  • ガイド付きのワークフロー : 複雑でエラーが発生しやすいプロセスを、シンプルで再現性の高いセットアップに変えます。
  • ハードウェア内蔵キャリブレーション : キャリブレーション・データは ARC 対応の iLoud モニターまたは ARC Studio に直接保存/処理されます。

フルシステム対応のキャリブレーション

ARC X Immersive は、複雑なキャリブレーション作業をガイド付きで再現性の高いワークフローへと変えます。スピーカー・システム全体を単一のシステムとして扱い、すべてのチャンネル・レベル、タイミング、位相、そしてルーム・レスポンスを自動的に調整します。かつては数時間、場合によっては数日を要した手動調整がわずか数分で完了し、より高い精度と一貫性を実現します。

手軽なだけでなく、根本的に優れたシステムを実現

従来のイマーシブ・キャリブレーションは、近似値、SPL メーター、手動の EQ、そして試行錯誤のワークフローに依存していました。一部の自動システムはこれを改善していますが、その多くは、システム全体の調整を行わずに基本的なパラメトリックEQを適用するにとどまっています。

ARC X Immersive はさらに一歩先を行きます。

全チャンネルにわたるフルレンジ補正、精密な位相調整、正確なサブウーファーの統合を実現し、これらすべてが連携してシステム全体を完璧にキャリブレーション。結果として、セットアップの時短だけでなく、素晴らしい音質と、一層信頼できる音の再現性をもたらします。

セットアップに関するガイドライン

信頼性の高いイマーシブ環境を構築するためには、スピーカーの配置、システム・キャリブレーション、接続についてきちんと計画を立てることが必要です。以下、ARC X を最大限に活用するための実践的な推奨事項をご紹介します。

スピーカーの配置

はじめに、スピーカーを正しく配置することが大事です。ドルビーが定義する業界標準のレイアウトは、ドルビー・アトモスにおけるレイアウトの基礎となるガイドラインを提供しますので、ドルビー・サイトにて、お使いのシステムに最適な角度、距離、スピーカーの高さを確認してください。

ただし、ここでの仕様は理想的な構成を示していますが、実際の環境では、ドア、窓、家具、構造上の制約など、さまざまな制約が生じる場合があるでしょう。したがって、空間全体のバランスと対称性を可能な限り維持する限り、スピーカーの配置を微調整することは許容されます。

もう一つ考慮すべき点は、スピーカーと壁との距離です。スピーカーを壁に近づけると低域成分が増えますが、ARC X のキャリブレーション時、それは測定/補正されます。結果として実質的なヘッドルームの増加につながり、歪みのない、よりクリーンな出力レベル(SPL)を実現することとなります。

ベース・マネジメント

ベース・マネジメントとは、複数のスピーカーから出力される低域成分を1台または複数のサブウーファーに振り分けるための構成技術です。

これは、サテライト・スピーカーが低域を正確に再生できない場合や、低域で十分な音圧レベル(SPL)を出力できない場合に有効です。このような場合、低域成分をサブウーファーに振り分けることで、ヘッドルームとシステム全体のパフォーマンスが向上します。

ベース・マネジメントは、オーディオ・インターフェイスのコントロール・ソフトウェア、または DAW 内で設定する必要があります。ARC X は各スピーカーを個別に処理するため、ベース・マネジメントは行えません。そのため、ベース・マネジメントの設定はシグナルチェーンのより上流で行う必要があります。

ARC X を使っての測定中は、ベース・マネジメントを無効にする必要があります。これによって、ARC X が各スピーカーおよび部屋における真の応答特性を確実に捉えられるようになります。

キャリブレーションが完了したら、必要に応じてベース・マネジメントを再度有効にすることができます。

USB の階層構造について

USB デバイスは、階層型トポロジーと呼ばれる構造で構成されています。この構造では、コンピューターが USB ホストとして機能し、コンピューターとデバイスの間に追加される各 USB ハブが、接続経路に新たな階層を形成します。

USB 規格では、ホストと最終デバイスを含め、最大7階層まで対応します。したがって、コンピューターとデバイス間の経路には最大5つの USB ハブしか存在することができません。しかし、多くのコンピュータは内部的に USB ハブを用いて複数の外部ポートを提供しています。そのため、外部ハブを追加する前段で、すでに接続先の USB ポートが1つ以上の階層を占めている場合があります。

IK Multimedia としては、コンピューターと IK デバイスの間には最大3つまでの USB ハブを使ってカスケード接続することを推奨します。

サラウンド・システムやドルビー・アトモス・システムでは、コンピューターからかなり離れた場所に複数の USB デバイスが設置されます。大規模なモニタリング・システムを構築する際には、サポートされるティア制限内に USB トポロジーを設計することが重要です。

例えば、7.1.4 ch システムは、11個のスピーカーとサブウーファーで構成され、多数の USB デバイスが同じホストに接続されます。安定した構成を維持するためには、コンピューターに直接接続された複数の USB ハブにデバイスを分散接続することをお勧めします。ハブを複数接続する必要がある場合は、コンピューターと最終デバイスの間に直列接続されるハブは3つ以下にしてください。 

ARC X とともに使われる IK Multimedia 製品は、USB 経由で電源を受けません。USB はコントロールと通信にのみに使用されます。このため、外部電源を備えたUSBハブは不要であり、標準的なUSBハブを使用して複数のデバイスを接続することができます。

ARC X Immersive の有効化について

ARC X Immersive は、対応する iLoud モニタリング・システムに付属するほか、ARC Studio を介してサードパーティ製システム向けのスタンドアロン・ソリューションとしても利用可能です。

この柔軟なアプローチにより、より多くのエンジニアが、従来のソリューションのようなコストや複雑さを伴うことなく、キャリブレーション済みのイマーシブ・システムを構築できます。

ARC X Immersive を有効にするには、対応するマルチチャンネル・システムが必要となります。例えば、iLoud Micro Monitor Pro 4台以上、または ARC Studio 2台以上が必要です。

iLoud Micro Monitor Pro
  • ARC X 付属
  • イマーシブ・チャンネル・カウント : 1
iLoud MTM MKII
  • ARC X 付属
  • イマーシブ・チャンネル・カウント : 1
iLoud Precision
  • ARC X 付属
  • イマーシブ・チャンネル・カウント : 1
iLoud Sub
  • ARC X 付属
  • イマーシブ・チャンネル・カウント : 1
ARC Studio
  • ARC X 付属
  • イマーシブ・チャンネル・カウント : 2

対象製品が、IK Product Manager に登録されている必要があります。

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