Townsend Labs : Sphere ソフトウェア v1.5
アップデート情報, 2020/11/25
Sphere ソフトウェア v1.5 では、理想的と言えない状況下であっても素晴らしいレコーディングを求めるボイスオーバーアーティストや音楽プロデューサーのための新機能が追加されています。これまでのすべてのアップグレードと同様に、無料でご利用いただけます。
新機能 : IsoSphere™
時代やテクノロジーの変化に伴い、多くのアーティストやエンジニアにとって、自宅作業や旅先での共同作業は当たり前のものとなりました。Townsend Labs は、新機能 IsoSphere™(米国特許第1071481号)によって、これらで直面する課題に対応します。
IsoSphere は、マイクが周囲の空間とどのように相互作用するかについて再考の末に生まれた、使いやすく効果的な最先端のテクノロジーです。
アイソレーションフィルター(リフレクションフィルター)やポータブルアコースティックブースは、ホームレコーディングにおいて非常に有用なツールですが、これらはサウンドに多少なりとも色付けをしてしまい、反射やバックグラウンドノイズを低減する効果も完璧とは言い切れません。IsoSphere は、sE Reflexion Filter、Aston Halo、Kaotica Eyeball、小規模なボーカルブースなど、一般的に使われるアイソレーションデバイスとの連携を最適化します。軸外の動作を強化して最大のリジェクション効果をもたらし、さらに周波数特性を変更して不要な色付けを補正することで、優れたサウンドのレコーディングを実現します。
4つの新しいマイクモデルの追加
Sphere の付属マイクコレクション(全34モデル)の強化によって、ユーザーは、多くの作品において耳にできるアイコニックなトーンで満たされた「マイクロッカー」を思うがままにお使いいただけます。Sphere v1.5 では、ボイスオーバースタジオやアーティストのニーズに応える4つの業界標準モデルが追加され、Sphere L22 をさらに魅力的なものにしています。
LD-87 Modern
現在生産されている工場出荷状態の87をベースにしています。87は長きに渡って、放送やボイスオーバーをはじめとするさまざまなアプリケーションのデファクトスタンダードとなっており、この LD-87 Modern は LD-87 Vintage よりも若干明るく、その名の通りモダンなサウンドを提供します。
LD-37A
Frank Sinatra、Nat King Cole、Jimi Hendrix をはじめとする数え切れないほどのアイコンに愛された、1950年代のクラシックな日本製チューブマイクをベースにしています。他のコンデンサーマイクに比べあたたかかみのある滑らかなサウンドで知られており、シビランスや耳に痛い高域を抑えながらも、空気感は損ないません。ドラムのオーバーヘッドやタムなどによく使われますが、エレキギターやボーカルとの相性も抜群です。
LD-37P
日本のチューブマイク37AのFETバージョンをベースにしています。37Aよりも若干明るく、ややなまったソースをリフレッシュするのに最適でしょう。
DN-20
放送、ボイスオーバーからキックドラムまで幅広く使われている業界標準の大口径ダイナミックマイクをベースにしています。歯擦音を最小限に抑える鋭い高域ディップと抜群の存在感によって、スポークン・ワードにもオススメです。
新しいユーザーインターフェイス
Sphere v1.5 では、より洗練されたユーザーインターフェイスが採用されました。新しい IsoSphere 機能もすっきりと統合され、自然で有機的なデザインとなっています。
