Thunderbolt 2 Option Card

Thunderbolt 2 Option Card (別売) を Apollo FireWire へ装着することにより、FireWireでの接続時に比べ、より多くの UAD プラグイン・インスタンス、高いサンプル・レートでのパフォーマンスの向上、UAD プラグイン・レイテンシーの軽減といった恩恵がもたらされます。

Thunderbolt 2 Option Card は、Intelの新しいThunderbolt テクノロジーとの互換を備える最新世代の iMac、MacBookPro、MacBookAir、Mac mini、Mac Pro に Apollo インターフェイスの他の追随を許さない次世代のコネクティビティを提供します。

ユーザーによる取付けが可能な Thunderbolt 2 Option Card は2つのThunderbolt ポートを備えており、簡単に Apollo の拡張ベイにスライドインさせることができます。バスパワーは後続のデバイスに供給され、 Apollo インターフェイスとハードウェア・ドライブ、コンピューターのモニター、4Kディスプレイ(対応Macが必要)を含む周辺機器を直列で接続することができます。

Thunderbolt 2 Option Card 動作条件

UAD Powered Plug-Ins Version 9.5.1

【Mac】

  • 使用可能なThunderboltポートを備える Apple Mac コンピューター
  • macOS 10.10 Yosemite、10.11 El Capitan、10.12 Sierra
  • Thunderbolt 3 対応のMacの場合、動作検証済み Thunderbolt 3 to Thunderbolt アダプター (別売) が必要

【Windows】

  • Thunderbolt 3 (USB-Cポート経由) を内蔵するPC
  • Windows 10 with Anniversary Update (64ビットエディション)
  • 動作検証済み Thunderbolt 3 to Thunderbolt アダプター (別売)

第6世代 Intel Skylake プロセッサ (またはそれ以上)、および USB-C ポートを介する Thunderbolt 3 (Alpine Ridge) コントローラーを内蔵している2016年以降のコンピューター、そして検証済み Thunderbolt 3 to Thunderbolt アダプターを組み合わせたシステムは互換性があると見込まれます。

以下のThunderbolt 3 to Thunderbolt アダプターはUAにて動作検証済みです:

  • Startech Thunderbolt 3 to Thunderbolt Adapter (製品ID:TBT3TBTADAP) 
  • Kanex Thunderbolt 3 to Thunderbolt Adapter (製品ID:K170-1051-BK6I)

【共通】

  • Thunderboltケーブル (別売)
  • 6GB以上の空きストレージ
  • Quad Core i7 以上のプロセッサーを推奨
  • 8GB以上のRAMを推奨
  • インターネット接続環境 (ソフトウェアの入手、製品登録と追加プラグイン購入のため)
  • AU / VST / RTAS / AAX64 対応ホストアプリケーション
    ホストアプリケーション動作確認リスト

※USB-C (Type-C) 端子を備えていても、Thunderbolt 3 対応ではないコンピューターがあります。ご注意下さい。
※PCIe to Thunderbolt アダプター、Thunderbolt to FireWire アダプター、Thunderbolt ハブのご使用はサポート対象外となります。
※Apple Boot Camp や仮想 Windows 環境下でのご使用はサポート対象外となります。
※付属の "Realtime Analog Classics Plus" UAD プラグインスイート以外のUADプラグインは、UAオンラインストアにてお買い求めいただけます。

仕様は予告なく変更となる場合があります。

参考 : "Thunderbolt" 伝送技術とは?

四半世紀以上前 - ヒューマンリーグがチャートのトップに立った頃、時の大統領はロナルドレーガンで、マックプラスが市場デビューを果たし、Compaq が CPU 16 MHz の超高速コンピューターの生産を開始 - そのような時期にFireWireインターフェースが開発されました。このインターフェイスは、90年代半ば頃までに、USB と共に主要デバイスとなりましたが、これからもまだまだ現役として活躍し続けることでしょう。

ところが、近代の情報過多時代において、ハードディスクドライブはテラバイト単位のものが主流を占めるようになりました。プロオーディオレコーディングの解像度はさらなる高みへ、映像はハイディフィニション “HD” が当たり前、オーディオやビデオストリームの分野ではシステム間、端末間のシームレスな送受信や大量のデータ通信が必須事項となってきました。

インテルの Thunderbolt™ プロトコルは、現代人の飽くことを知らないデータ需要を念頭に開発されました。「FireWire、USB、eSATA、イーサネット、PCIe カード以外にも、さらにインターフェイス依存が進むのでは」と懸念しているのであれば、これらすべてをサンダーボルトでまかなうことができます。基本的な “Thunderbolt - FireWire” アダプタの価格は、$30 程度(“Thunderbolt -イーサネット” アダプタケーブルも同程度)、“Thunderbolt – PCIe” カードは、フルレングスの PCIe カードと同等の大きさになります。Thunderbolt は将来に目を向けていますが、過去の遺産すべてを葬り去るために生まれたわけではないのです。

Thunderbolt に関する基礎的な技術白書

一般的に Thunderbolt は、コンピューター端末と周辺機器間のデータ伝送を 2 チャンネル双方向で行うものです(“PCI Express” はデータ伝送専用、“Display Port” は映像データ専用)。スイッチドファブリックトポロジーによる多重通信構造を採用しています。両チャンネルとも、同時に毎秒最大 10 ギガビットの伝送容量を誇り、プラグアンドプレイ機能、および電源を投入したままケーブルの抜き差しを行うホットスワップオペレーションが適用できます。

PCI Express は、コンピューター内部に備えられたハイスピードバスで、FireWire や USB を介した外部デバイスに比べて高速、高効率という利点があります。Thunderbolt では、PCI Express クラスのパフォーマンスを外部デバイスとの間で実現できます。Display Port は、1080p 解像度のディスプレイ、および最大 8 チャンネルのオーディオチャンネルを同時に扱うことが可能で、オーディオ/ビデオアプリケーションに最適です。Thunderbolt デバイスはパソコンの OS には、PCI Express、あるいは DisplayPort デバイスのように見えるため、既存の標準的なドライバで動作させることができるのです。

FireWireでは、オーディオインターフェイスとハードディスクドライブをデイジーチェーン方式で接続できないことは衆知の事実ですが、10 ギガビットのバンド幅ではそれも問題になりません。プロトコルはバスを基礎としていないため、ポート間のバンド幅を共有、あるいはストリーム伝送方向を気にする必要がありません。

ワイヤーケーブル接続は、3 メートルまで問題なく適応できるうえ、10 ワットのバスパワーデバイスにも対応しています。光接続 “Optical” に関しては 10 メートルまで対応できますが、バスパワーは非対応となります。デイジーチェーン接続は基本的に最大 7 台まで接続でき、そのうちの一台、または二台は高解像度 DisplayPort ディスプレイを接続することも可能です。Thunderbolt の 20-ピン、Mini DisplayPort (mDP) コネクタは、理論的には光接続 / ワイヤー接続の両方が可能で、特別なケーブルやコネクタ形状を採用しているわけではありません。従って、お手持ちの環境では、新たに特別なケーブルやデバイスの購入、あるいは複雑な接続を懸念する必要もないのです。

Thunderboltインターフェイスのデータ伝送の仕組み

ラップトップでは、使用環境が一変する

オーディオ産業が iPad を使ったリモートコントロールアプリケーションを採用するようになり、ポータビリティやデバイスの独立性はますます重要度を増しています。Thunderbolt は、Apple 社のラップトップに採用されて業界に名乗りを上げましたが、今や Windows ベースのパソコンにまで進出してきました。Thunderbolt のアプリケーション中、その最右翼と目されているのはラップトップで、周辺機器への対応が格段に広がりを見せるようになります。

ラップトップでは、Thunderbolt を介して複数のPCIe カードの処理能力を享受できるようになります。この場合、Magma 社の ExpressBox 3T 等のエキスパンションシャーシを使用します。

確かに、iPad のようなタブレットやその他、高性能ラップトップコンピューターは、最先端のデスクトップマシンと同等レベルに達することはないかもしれません。しかし、Thunderbolt を搭載したラップトップは周辺機器のコントロールセンターとして使用することが可能で、パフォーマンス、ポータビリティの点で最高水準をマークできるようになるでしょう。さらに、インテルは当初より Thunderbolt をオーディオ / ビデオ用アプリケーションとして考えていたため、業界では必須の低レイテンシー、正確な同期を高レベルで実現しているのです。例えば、複数の Thunderbolt デバイスは、同ドメインにおいて、8 ナノ秒以内に同期を完了します。これは現代の相互接続技術では桁外れのスピードです。

Thunderbolt は、ラップトップの製造過程まで一変させる可能性があります。例えば、現行の Windowsラップトップには、イーサネット、HDMI、VGA、Audio In、Audio Out、USB コネクタや ExpressCard スロットが装備されています。これらはラップトップの限られたスペースを占有し、サイズや重さ、コストにも影響を及ぼします。Thunderbolt では、たった一つの小さなコネクタを装備するだけで、すべてのオーディオ / ビデオコネクタを代用できるため、ラップトップ自体をさらに薄く軽く作ることができるようになるのです。こうなると、ラップトップは現行の “筋肉” としての働きより、“頭脳” としての働きを司る存在として、モバイルオーディオ環境にさらなるオプションと変革をもたらすでしょう。

大規模な音楽スタジオの衰退により、ポータビリティこそが話題の中心になってきました。近年、商用スタジオでは、優れた音響効果に対する大規模な投資が困難になってきました。予算を極限まで切り詰めることしか頭にないクライアントと共同作業するため、優れた音響効果を備えた場所(コンサートホールなど)で録音することが、より一般的になってきています。デスクトップパソコンはポータブル録音に適さないだけでなく、ノイズの問題も付随してきます。Thunderbolt を装備し、ソリッドステートドライブと周辺装置を駆動できるラップトップは、コンパクトで運搬も容易、さらに静かな録音環境を作ることも高品位なロケーション録音をも可能にしてくれるのです。例えば、映画用音声素材の録音や音響効果抜群のロケーションで弦楽四重奏を録音することも困難ではありません。Universal Audio 社の Apollo オーディオインターフェイスは、オーディオ業界で初めて Thunderbolt を採用し、上記の理由のためだけに既に多くのレコーディングセッションで採用されています。

オーディオ&ビデオ

FireWire 800 の 12 倍、USB 2.0 の 20 倍のバンド幅を誇る Thunderbolt を装備すると、ラップトップコンピューターがデスクトップ並みのパフォーマンスを叩き出すようになります;実際、Thunderbolt が最も得意とする分野は、オーディオ / ビデオ、バックアップ、共有 “Sharing” を念頭に置いた、洗練されたエコシステムなのです。典型的なポストプロダクションの場合、ビデオファイルはワークステーションの間を行き交い、多数の人がオーディオ / ビデオライブラリにアクセスする-Thunderbolt はそのような環境に理想的なデバイスなのです。データ伝送やスタジオで費やされる時間を考えると、Thunderbolt は生産性を押し上げ、さらにコストも大幅に節約できます。

Thunderbolt は、デジタル技術の盲点に取り組むことにもなります。つまりバックアップです。2箇所以上に保存しなければデジタルデータは信頼できないとよく言われます。しかし、テラバイト “TB” 単位のデータのバックアップを試した人は誰でも、その作業に途方もない時間がかかることを知っています。時間との関連性において、それほど頻繁にバックアップを行わない人にとっても、現在必要とされる時間の数分の1でバックアップが完了できるとなれば、否が応でも食指が動くようになるはずです。

HD業界におけるHDプロトコル

ここ何年もの間、周辺機器には、I/O による縛りがありました。コンピューター内で行われる計算がいかに早くなったとしても、プリンタの印刷スピードが上がったとしても、有線の会社や電話会社の努力でモデムのスピードが向上したとしても、ハードドライブのような周辺機器は伝送処理能力不足のため極度の制限を受けているのです。そのうえ、データストリームは年々濃密に、混み合った状態となっていきます。テレビは白黒からカラーへ、さらに高解像度のワイドスクリーンへ。映画はモノラルサウンドトラックから多重チャンネルサラウンドへ。音楽レコーディングは、16ビット/44.1kHz から 24ビット/96kHz(あるいは192kHz)へ。さらにこうしたストリーム信号はミックスされて複雑な使い方を強いられます-こういう状況下において、Thunderbolt の時代が到来したのです。Thunderbolt 以前では、コンピューターから周辺機器までのデータ伝送は、高速道路の工事により、4 本のレーンが 1 レーンになった時に起こる交通渋滞の様相を呈していました。

Thunderbolt は比較的新しいにもかかわらず、近い未来には高速データ伝送時代の到来は確実視されているため、さほどデータ需要の少ない現状にあっても既に多種多様な会社により開発・採用されています。さらに重要なことには、Thunderbolt においては、採用が早過ぎたと後悔する可能性は少ないと言えます。Thunderbolt は旧式の周辺機器にも対応できるからです。Thunderbolt が、その存在意義を主張できるとするなら、その分野は高解像度オーディオ / ビデオの分野であることはほぼ間違いありません。コンシューマー、およびプロ業界は間違いなくその方向にシフトしていくでしょうし、まさに Thunderbolt の時代が到来したと言っても過言ではないでしょう。

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