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Originは、Arturia社ソフトシンセで定評があるエミュレーション技術TAE®を音源システムとしています。
TAE®とは、True Analog Emulation(トゥルー・アナログ・エミュレーション)の略で、アナログ機器をデジタルで再現するための新しい技術です。TAE®が持つアルゴリズムはソフトウエア上において、ハードウエアの持つスペック特徴を忠実に再現することができます。
標準的なデジタル・シンセサイザーは、高周波数帯域において、折り返しノイズ成分を作り出します。パルスウィズやFM を使用している場合についても同様です。TAE®は、全ての処理(PWM/FM など)において、折り返しノイズ成分のないオシレーター波形を、CPU に余分な負担をかけることなく作り出します。
既製のソフトウエア・シンセサイザーの周波数スペクトラム
TAE®によって生成されたミニモーグのオシレーターの周波数スペクトラム
原型のアナログ・オシレーターは、コンデンサーの放電特性を使用して、ノコギリ波、三角波、矩形波などの波形を作り出します。その結果アナログ・オシレーターはわずかに湾曲した独特の波形を形成します。TAE® はこうしたコンデンサーの放電特性の再現をも可能にしました。さらに原型のアナログ・オシレーターは不安定であり、波形の形状が周期ごとに微妙に異なっています。これは温度やその他の環境の状態によっても左右される、アナログ・ハードウエアが持つ非常に繊細な部分です。TAE® は、このオシレーターの不安定な部分を再現し、より暖かい、そしてウォームな音色を作りだします。
フィルター特性の比較
従来のソフトウエア・シンセサイザーに装備された標準的な24dBデジタル・ローパス・レゾナンスフィルター(左図中のグリーンライン)
ミニモーグに装備されている24dBローパス・レゾナンス・フィルター(レッドライン)
TAE®による、ミニモーグの24dBレゾナンス・フィルター(ブルーライン)
"ソフト・クリッピング"について
ソフト・クリッピングのグラフ
アナログ・シンセサイザーにおいて、レゾナンス・フィルターは過大な信号を制限するためのリミッター機能を備えています。(ソフト・クリッピング)
TAE® は、このリミッター機能を再現してより自然な音色を作り出します。さらに、オリジナル・ハードウエア・シンセサイザーが持つ、フィルター自体の発振も可能にしています。
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