Samplitude 11 基本編集機能(V11)

VIP(Virtual Project)

VIP(Virtual Project)はSamplitudeのメインウィンドウです。VIPは複数のトラックを持つことができ(最大トラック数はSamplitudeのグレードによって異なります)、そこに録音したり、複数のオーディオやMIDI素材を読み込むことができます。例えば下図では3つのトラックが表示されています。
ウィンドウ左部には、現在選択されているトラックの情報(オーディオ入出力やプラグインなど)を表示する「トラックエディタ」があります。トラックに関する設定の多くはトラックエディタで行うことができます。

マルチトラック編集では、一般にVIPでひとつの”曲”を編集することになります。本格的なミックスでは数十のトラックを使用することがあるかもしれません。一方CDマスタリングではひとつのVIPがひとつの”CD”に対応し、トラックには原則としてミックス済みの曲を並べて配置します。そのためCDマスタリングではトラック数は1または2で十分です。なお、トラック数は後から増減できますので初期設定は大まかな数で問題ありません。
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オブジェクトを使った編集

オブジェクトは、VIP内における連続したオーディオまたはMIDIデータのひとまとまりを指します。オブジェクトの特徴は、それ自体がオーディオまたは MIDIデータを保有しているわけではなく、元データを参照するだけの「窓」のような存在だということです。そのためオブジェクトを切ったり複製したりしても元データには変更が加えられません。例えばオブジェクトを10個複製しても、それは元データの同じ場所を参照する「窓」が増えただけであり、データの容量が10倍になることはありません。また、オブジェクトの編集はディスクアクセスを伴わないため操作は一瞬で行うことができます。このように元データを変更せずに行う編集を「非破壊編集」と呼びます。オブジェクトはSamplitudeにおける非破壊編集の核とも言える存在です。 オブジェクトは単に元データの代理であるに止まらず、フェードやエフェクト、ピッチシフト/タイムストレッチなど多くの機能を持っています。もちろんこれらはリアルタイムに処理されるため、元データに影響を及ぼすことはありません。オブジェクトをうまく使いこなすことが、Samplitudeの能力を引き出すポイントと言えるでしょう。
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オブジェクトエディタ

オブジェクトエディタには、オブジェクト単位のエフェクト、フェード、ピッチシフト、タイムストレッチなど、オブジェクトに関する様々な設定が集約されています。この設定はオブジェクトごとに行うことができますので、これをうまく活用することで、多数のトラックを使わなくても柔軟なミックスが可能になります。 オブジェクトエディタを呼び出すには、オブジェクトをダブルクリックしてください(MIDIオブジェクトの場合は、ダブルクリックするとMIDIエディタが表示されます)。 オブジェクトエディタは、大きく3つのページに分かれており、左側のアイコンで切り替えることができます。

Object Effects ページ

オブジェクト単位のエフェクトを設定します。Pluginsに複数のプラグインを読み込むことができます。特にCDマスタリングでは大変便利な機能です。

Position/Fades ページ

オブジェクトの位置とフェードに関する設定があります。

Pitchshifting/Timestreching ページ

オブジェクト単位のピッチシフト、およびタイムストレッチの設定があります。また、ピッチを時間に沿って変化させるElastc Audioにもここからアクセスできます。
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エフェクト

エフェクトは曲のミックスでもCDマスタリングでも欠かせない存在です。Samplitudeには高品質なフェクトが多数搭載されているほか、 DirectXやVSTプラグインを使うこともできます。エフェクトはトラックやオブジェクト、ミキサーバスといった様々な場所にインサートすることができますので、処理を施す対象を柔軟に選ぶことができます。
なお、各エフェクトに関する詳細はこちらへ
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MIDI編集

リストエディッタ
ドラムエディッタ
スコアエディッタ
VIPでは、MIDIをオーディオとシームレスに扱うことができます。トラックにはオーディオとMIDIの区別はなく、全てのトラックにオーディオと MIDIを混在させることができます。MIDIにもオブジェクトの概念があり、VIP上の全てのMIDIデータは「MIDIオブジェクト」と呼ばれます。


MIDI編集はMIDIエディタで行われます。MIDIブジェクトをダブルクリックするとMIDIエディタを開くことができます。MIDIエディタには、リストエディタ、ピアノロールエディタ、ドラムエディタ、スコアエディタがあり、必要に応じて切り替えることができます。これらのエリアは常に連動していて、あるエリアでの変更は常に他のエリアにも適用されます。
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Mixer

ミキサーを使うことで、各トラックのボリュームやエフェクトを効率よく管理することができます。

ミキサーでは、以下のような方法で基本的な操作を行ないます。
• 各種コントロールの基本的な操作法は、マウスのドラッグまたは左クリックでパラメータの変更、マウスの左クリックで詳細なパラメータ編集ダイアログの表示、ダブルクリックでパラメータの初期化です。
• ミキサーウィンドウの左右端をドラッグすると、表示されるチャンネル数が変化します。全てのチャンネルが表示されていないときは、ウィンドウの下部にスライダーが表示されます。このスライダーを使ってチャンネル部分をスクロールすることができます。
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CDマスタリング

Samplitudeでは、VIPウィンドウがそのままCDマスタングの場になります。VIPにトラックインデックスをはじめとする各種マーカーを設定していくことで、CDの状態を決めることができます。なお、CDマスタリングは原則として44100HzのVIPで行ってください。

トラックインデックス/ポーズインデックス/エンドインデックス

各種インデックスマーカーは、カーソルを置いてCD/DVDメニューから選択することで設定できます。一度設定したマーカーは、後からマウスドラッグで自由に移動することができます。また、一度クリックしてからDeleteキーを押すと削除することができます。 トラックインデックス CDトラックの開始を示します。CD/DVDメニューのSet CD Track Indexで設定できます。VIP上ではピンク色のマーカーとして表示されます。なお、CDトラック1はどこかにCDトラックが追加された時点で自動的に0秒の位置に設定されます。トラック1は原則として移動できません。 ポーズインデックス ポーズタイムの開始を示します。CD/DVDメニューのSet CD Pause Indexで設定できます。CDプレイヤーでは、トラック開始前のマイナスの時間として表示されます。VIP上では水色のマーカーとして表示されます。ポーズタイムは必ずしも必要ではありません。 エンドインデックス CDの終わりを示します。必ずしも必要なものではありませんが、最後の曲の余韻をコントロールするなど、CDの終わりを明確に設定したい時に使用します。CD/DVDメニューのSet CD End Indexで設定できます。CDマスタリングではあまりないケースですが、リバーブなどの音が伸びるエフェクトを使用している場合は、エンドインデックスで音の終りを明確に指定したほうがよいでしょう。

CD書き込み

CDトラックを設定が完了したら、実際のCD書き込みに入ります。CDドライブに未使用CD-RディスクをセットしてCD/DVDメニューのMake CDを選択してください。このダイアログでは、CDの作成だけでなく、トラック情報(TOC)の表示も行えます。 Burn "On The Fly", All FX are calculated in real time (non destructive) オンザフライによるCD書き込みを行います。バウンシングを書き込み時にバックグラウンドで行いますので、待ち時間なしにすぐにCD書き込みを開始できることが大きなメリットです。反面、コンピュータの速度が十分でない場合は処理が追いつかずに書き込みに失敗してしまいます(CD-Rディスクは失われます)。CPU負荷の大きいエフェクトを使用している場合はオンザフライは避けた方がよいでしょう。なお、この機能はVIPが44100Hzの時しか利用できません。 Generate a complete new file for the whole CD (non destructive) 書き込み前にトラックバウンシングを行います。安全な書き込み方法ですが、書き込みを始めるまでに待ち時間が発生します。 Dithering ビット数変換のためのアルゴリズムを設定します。詳しくはメニューリファレンスのOptionsメニューのProgram Preferences > Dithering Optionsを参照してください。 Show TOC TOC情報を表示します。この画面内のExternal Editorをクリックすると、同じ内容を外部ソフトで表示します。プレスマスターCDに必要なTOC情報は、ここから呼び出される外部ソフトで印刷することをお勧めします。
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