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FL STUDIOの基本構造
FL STUDIOにおける楽曲制作の核は"パターン"です。
パターンはサンプラーやソフトシンセとそれに対するシーケンスデータから成り、通常1~4小節の長さから成ります。
これを"プレイリスト"に配置することで曲をアレンジします。
プレイリストには、パターン以外にもオートメーション情報やオーディオデータを貼ることができ、総合的な音楽編集を行うことができます。
最終的に音をミックスするミキサーは、64トラックバス+4センドバスで構成されています。各バスには8基までのエフェクトをインサートする事が可能です。FL STUDIOには積極的に音を作っていくためのエフェクトが多数搭載されているため、ミキサーバスを贅沢に利用できることは大きなメリットと言えるでしょう。
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ステップシーケンサー
ステップシーケンサーでは16分音符をひとつのステップとし、そのオン/オフでリズムを作り出していきます。打ち込みの伝統的な手法であるステップシーケンサーは、ひと目でリズムが把握できる視認性の良さと、シンプルで素早い操作性を兼ね備えています。もちろん、ベロシティ、フィルタ、タイミングシフトといった調整もステップごとに可能。また便利なスイングパラメータを搭載しています。ステップシーケンサーはドラムループを作るのにも最適で、FL STUDIOは簡単にACIDやDeckadance対応ループとして書き出すことができます。
ピアノロール
ピアノロールではノートやコントロール情報の編集を行います。クオンタイズはもちろん、フラム、ストラム、アルペジオを生成することも可能。ノートの色分けやスライドノートといった便利な機能も搭載。
プレイリスト
プレイリストでは各パターンやオーディオ、オートメーションを使って曲をアレンジすることができます。マウスドラッグによって各要素を簡単に連続配置することができ、オーディオはマウスドラッグによるストレッチも可能です。高速かつスムースな動作と、各種マウス/キーショートカット操作によってストレスのない編集を実現します。
またオーディオはプレイリスト上でもスライス可能。ループサウンドからひとつのスライスパーツだけを瞬時に呼び出すこともできます。ボリュームを始めとする各種オートメーションによって複雑なミックスをこなすこともでき、それらはミキサーによってFL STUDIO特有の太く存在感のあるサウンドへとミックスされます。クリップのスリップ編集やオーディオ波形のステレオ表示に対応しました。
ミキサー
FL STUDIOのサウンドメイクの中心となる、99バストラック + 4センドバスのミキサーです。各バスには8基までのエフェクタをインサートすることができ、バス間ルーティングも自由自在。このミキサーによって、FL STUDIO独特のサウンドが生まれます。
FL STUDIO 8では、現在選択中のミキサーバスと自動的に接続される"Selected"という特殊なバスが追加され、Edisonやビジュアルプラグインをより便利に使えるようになりました。
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ソフトシンセ
FL STUDIOの最大の魅力はその豊かなソフトウェアシンセサイザー群。シンプルなサンプラーやアナログシンセ系音源から、入力した英文字を喋るスピーチシンセ、スクラッチシンセ、スライサー音源、そしてFM/RMと減算シンセを複合したスーパーシンセ"Sytrus"、シンセ/エフェクトそのものを設計できる"FL SynthMaker"と、20種類ものシンセを搭載しています。それぞれが個性的なサウンドを持っていますので、シンセから曲をインスパイアされることもあるでしょう。ここではその一部をご紹介します。
Sytrus Sytrus
6つのオペレータを組み合わせて柔軟な音作りができるスーパーシンセ。加算合成(FM/RM)と減算合成を自在に組み合わせることで、分厚いベースやリードからFMによる金属音、時間に沿って複雑な変化を見せるパッドやループサウンドまで、様々なサウンドを作り出すことができます。また多彩なユニゾンモードやエフェクトも搭載しているので、豊かな広がりを持つ音を簡単に得ることができます。
Direct Wave Sampler
VSTiを内部に起動してマルチサンプリングする事も可能な新感覚マルチサンプラーを搭載。その他汎用フォーマットの読み込みも可能です。
FL SynthMaker
Outsim社のシンセ/エフェクタ設計ソフトをFL STUDIO専用プラグイン版として搭載。オシレータ、フィルタ、演算器など様々な種類のパーツを配置、配線してシンセサイザーやエフェクタを構築できます。
※設計には音響回路の知識が必要とされます。設計に対するユーザーサポートは行いません。
Slicex
スライスサンプラーにEdison相当の波形編集機能を統合したスライスビート専用シンセ。二つのデッキに異なるループを読み込んでミックスしたり、リアルタイムフィルタを施すことも可能です。Rexファイル対応。
Sim Synth
クラシックアナログシンセサイザーをモデルとしたソフトシンセサイザー。ストリングスやパッドからディープなベースラインにいたる様々な楽器やエフェクトをつくり出す事ができます。
Drum Synth Live
アナログシンセ風のドラムパッチを24個同時に使用でき、ひとつのドラムパッチから別のドラムパッチへと動的にモーフィングすることも可能です
FPC
16個のパッドで操作できるマルチベロシティ対応のドラム音源。約1700種類のリズムパターンを搭載しています。
3X OSC
3xOSC は3基のオシレーターを搭載したソフトシンセサイザー。オシレーターの波形を変更することで様々な種類の音を作成可能です。昔ながらのシンセサイザーなので、音を作るということをメインに設計されています。
TS404
TS404はTB-303などのクラシックシンセサイザを再現させたりTS404特有の音を作成する事のできるユニークなベースライン音源です。
Fruity Slicer
WAVE ファイルを読み込んでアタックを自動検出し、スライスするソフトウェアです。スライスされた音は鍵盤に割り振られプレイすることが可能です。タイムストレッチ、REX ファイル対応。波形エディタのEdisonと組み合わせとさらに効果的です。
Speech Synth
画面にアルファベットを入力するとパソコンが喋り、唄う非常にユニークなスピーチシンセサイザーです。声質も多数用意されておりますので、曲だけでなくSEとしても使えるでしょう。
Wave Traveller
WAVEファイルを読み込んで、グラフでスクラッチするスピードを調節するだけで本格的なスクラッチサウンドが無限に作成可能です。
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ビジュアルプラグイン
Fruity Dance
公式マスコットキャラ"FL Chan"がテンポに合わせて踊るビジュアルプラグイン。9種類のダンスパターンを搭載し、ノートトリガーで制御できます。複数起動も可能。
上図右が完成稿
Fruity Dance稼働時
FL Chanは、FL STUDIOのチーフプログラマーであるgolと、日本人イラストレーターのUruido氏によって誕生したFL STUDIOの公式マスコットキャラです。 きっかけは、日本文化をよく知るgolがフォーラムで「FL STUDIOにマスコットキャラが欲しい」と訴えたこと。これに名乗りを上げたUruido氏が、golのアイディアに形を与えました。
随所にFL STUDIOらしさを盛り込んだデザインの完成後、壁紙などの制作を経て、FL ChanはFL STUDIOの"機能"のひとつとして組み込まれることになりました。それがビジュアルプラグインFruity Danceです。 3頭身のFL Chanがテンポに合わせて踊るこの機能のために、Uruido氏は多数のアニメーションを制作しました(9種類のダンスパターンを搭載)。
FL STUDIO制作チームはもちろん、海外のFL STUDIOファンにも賞賛されたFL Chanは、今後もFL STUDIOのマスコットとして大いに活躍するでしょう。
Wave Candy
エフェクトスロットに読み込むことで、オーディオを波形、ピークメーター、ソノグラムとして表示することができます。実用性はもちろん、美しさにも重点を置いたオーディオビジュアライザです。
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波形エディタ
"Edison"は美しい表示と滑らかな動作が特徴の波形エディタで、主にサンプルやループ素材の編集に威力を発揮します。ドラッグ&ドロップでFL STUDIO内のシンセやプレイリストと自由にオーディオをやりとりすることが可能です。また自動/手動によるスライスに対応し、Fruity Slicerと組み合わせることでスライスビートとして活用できます。
FL STUDIO 8ではスライスループにありがちな音切れを補正するDrumツールや、モノフォニック素材をピッチ検出してビアノロールに書き出す簡易オーディオtoMIDI機能が追加されました。
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