アーティストインタビュー

TeddyLoid

- 最初に自己紹介をお願いします。

音楽プロデューサー兼DJアーティストのTeddyLoidです。
フレンチ・エレクトロをバックボーンに、様々なアーティストの音楽プロデュースやリミックス、そしてアニメ、ゲームのサウンドトラック等、多岐に亘って活動しております。
2014年の9月、TeddyLoidとしては初となるオリジナル・フルアルバム、"BLACK MOON RISING"をリリースしました。演奏からレコーディング、マスタリングまでの全工程を、ひとりでプライベート・スタジオで完結した作品になっています。

- Teddyさんが最初に音楽を創ろうと思われたきっかけを教えて下さい。

エレクトーンを始めたのは2歳からだったし、両親がロカビリーのマニアだったので、幼い頃からいつでも音楽に囲まれた生活を送っていました。
作曲を始めたきっかけは、譜面を見て既存曲を演奏するのがあまり好きではなく、子供心にも自分でメロディやドラムのフレーズを作ってみたかったからです。

- バンドやユニット形態での音楽活動を経由してから現在のような活動形態となられたのでしょうか?また、DJはいつごろからスタートされましたか?

小学校の中学年の頃、ヒップホップ、ヒューマンビートボックスにインターネットで出会い、DJやサンプリングで音楽を作る事に夢中になりました。
DJミキサーとターンテーブルを手に入れ、海外からQ-bert等のDVDを取り寄せて擬似スクラッチバトルをしてみたり、DJプレイらしいことを始めたのもその頃です。
同時にパソコンとゲームが大好きだったということもあり、自作のデスクトップPCに音楽ソフトウェアをインストールして、いよいよ自分自身のコンピューター・ミュージックを本格的に始めました。

- それでは、制作、ライブ、それぞれにおける現在お使いの主な機材を教えて下さい。

制作:
PC : APPLE iMac
(27インチ:3.4GHz Quad Core INTEL Core i7 メモリー:24GB)
DAW : Ableton Live、Bitwig Studio
オーディオインターフェイス : UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin DUO
MIDIキーボード: ARTURIA KEYLAB 49
メインモニター: YAMAHA HS7
マイク: sE Electronics sE2200aIIcSPACE

最近多用しているプラグイン :
・UNIVERSAL AUDIO UADプラグイン
- Apollo Twin 付属の”Realtime Analog Classics Bundle”は即戦力、その場に実機があるかのようなクオリティー。
・iZotope Ozone 6
- バージョンアップ後の6では更に幅広い音創りが可能になり多用しています。
・Sugar Bytes Looperator
- リリースされたばかりのプラグインで、今までのグリッジ系エフェクトの中で一番使いやすいです。
・Fab Filter 全般
- どのプラグインもとてもクオリティが高く、最近多用しています。
・ARTURIA ANALOG LAB
- 歴代のビンテージサウンドが直感的にチョイスできて便利。

ライブ:
・next beat
・CDJ

- 歌モノ、インストで異なるかもしれませんが、楽曲制作はどのような流れで進めていかれるのでしょうか?

頭の中である程度楽曲を作ってから、DAW上にアウトプットします。
メロディが浮かんでいたら、メロディを先に作ってしまうし、ドラムだけ先行する場合もあります。
基本的にトータル・リコールできるソフトウェアで進めていきますが、ハードウェアの楽器も素晴らしい物が沢山あるので、思い描いている音楽を作るためならどんな楽器でもトライしてみようと思っています。

- よろしければ、インスピレーションの源はどういったモノ、コトから得られるか教えてください。

僕はコンピューターの前にいる事が多いので、モニターの中からインスピレーションを受ける事が多いです。
世界中の出来事をクリック一つで知る事ができるし、どこにでも行けると思うのと同時に、コンピューターさえあれば、地球の裏側でも、たとえ違う星でも僕は音楽を作る事ができると思っています。

- 現在、プライベートスタジオで sE Electronics “sE2200aIIc” と ”Reflexion Filter – SPACE” をお使いです。それぞれの印象はいかがでしょうか?

ダイナミックからコンデンサーまで様々なマイクをレコーディングで使用してきましたが、sEのマイクは今まで使ったことがありませんでした。
実際に使ってみて、「こんなにオールマイティなマイクがこの価格帯であったのか!」と驚きました。
フラットで素直な音質なので、僕みたいにボーカル処理にAuto-Tuneをかけたりエフェクトを多用する場合、後からどんな音にも変化させられるという点が、凄く気に入っています。
海外のプロフェッショナルなスタジオでも続々と取り入れられている理由が分かりましたね。
今ではレコーディング時のメインのマイクとして大活躍しています。

SPACEは、以前sEのReflexion Filterを使っていた事もあり、とても気になっていた製品です。
もう、文句のつけようがないくらい良いですね。
レコーディングの際は吸音を気にすると思うのですが、とりあえずSPACEを使用すればあたかも高級スタジオの様な環境でレコーディングできます。すべてのユーザーにオススメしたいですね。
"SPACE" という最高の名前だけで僕は買ってしまいますが・・・笑

- sE2200aIIc では主にどんなソースを録っていらっしゃいますか?

主にボーカルですね。つぶやくような小さい声からシャウトまで耐えてくれます。
ボーカルミュージックを作る上で理想的な音質を表現してくれていると思います。
生楽器を録るのにも良さそうですね。

- Teddyさんの作品で sE2200aIIc を使って録音されたサウンドが聞ける楽曲がリリースされていれば教えてください。

ちょうどsE2200aIIcでレコーディングしている楽曲がありますので、リリースをお楽しみに!

- 様々なアーティストのプロデュースやコラボもされていらっしゃいます。ボーカル他、生音を録音するにあたって心掛けていらっしゃることや、なにかコツのようなものはございますか?

ボーカル・パートは、最終的にDAW上でエフェクトをかけたり、カット・アップすることが多いので、「いかにフラットにレコーディングするか」を重視しています。
録る時点では色付けしない事が多いですね。

- sE2200aIIc と SPACE は、どのような方へオススメと言えるでしょう?

両方とも、すべてのジャンルのレコーディング・ユーザーにオススメできますね。
特にこれからレコーディングを始めるという方には、間違いのないセレクトになるでしょう。
sE2200aIIcの音質と、プロフェッショナルなレコーディング環境を手に入れられるSPACE。ここまでマストバイな製品は中々無いと思います。

- ちなみに、UA Apollo Twin でかけ録りはされますか?また、Apollo のUnison機能はいかがでしょうか?

ある程度音がイメージ出来ている時はかけ録りをしますね。LA-2Aなどは幅広いソースに合いますし。
UADの強みは実機と同様の音を即座に切り替えられる部分にもあると思っていて、普通にレコーディングをしておき、後々UADを色々差し替えて音を作り込むのが好きです。
それと、Unison テクノロジーは最高ですね、マイクプリを選ぶ悩みから開放されました。
Neve 1073 Preamp & EQ Plug-In Collection がお気に入りです。

- 録りの際の「UADデフォルトチェーン」のようなものがあれば教えて下さい。

Neve 1073 Preamp は必ずインサートしますね。オールインワンです。

- Teddyさん同様のスタイルで制作を行われていらっしゃる方は多いかと思います。 最後に、インタビューをご覧の方へメッセージをお願いします。

最後までご覧頂きありがとうございました。
頭で描いていた音楽制作が現実となってきていて、僕もワクワクしています。
無数のソフトシンセとプラグイン、見た事もないようなハードウェア。その組み合わせで、作り出せない”音”はもはや存在しません。
しかし、いつの時代の音楽も人間が作っていて、テクノロジーだけではなく、その進化には必ず画期的なアイデアがありました。僕もそんな音楽を作りたいし、未知の音楽を聴けるのがとても楽しみです。
そう遠くない未来、他の星から音楽が届く日も訪れるのではないでしょうか。

- ありがとうございました!


TeddyLoid プロフィール
弱冠18才にしてMIYAVIのDJ~サウンド・プロデューサーとして13カ国を巡るワールドツアーに同行後、☆Taku Takahashi(m-flo)と共にガイナックスのアニメ"Panty & Stocking with Garterbelt"のOSTをプロデュース。柴咲コウ、DECO*27とのユニット、galaxias!の結成〜アルバム・リリース、"COUNTDOWN JAPAN 12/13"での"初音ミク×TeddyLoid"、ももいろクローバーZの"Neo STARGATE"のサウンドプロデュース~2013年の西武ドーム大会へのゲスト出演、アニメ『メカクシティアクターズ』へのBGM提供等、多岐に亘り活動。2013年8月からスタートしたマンスリーのMP3フリーダウンロードをきっかけに、2014年8月にEP、"UNDER THE BLACK MOON"、続く9月にファーストアルバムにして壮大なコンセプト作品、"BLACK MOON RISING"をリリースし、ソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。その後も、国内外で話題となっている、スタジオカラーの『アニメ(ーター)見本市』中の吉崎響監督作品、"ME!ME!ME!"の音楽、所ジョージ氏の書き下ろしによるももいろクローバーZの『KONOYUBi TOMALe』のサウンド・プロデュース、そしてスクウェア・エニックスの『無限∞ナイツ』の劇伴等も発表されている。また、以前からコラボレーションを続けているボーカロイド、IAの3周年イベントでは、ARを駆使ししステージに現れたIAとのライヴ共演が配信され、かねてから定評のあるパフォーマンスも話題に。リミキサーとしても、フリーペーパー『激ロック』との企画がスタート。ROTTENGRAFFTY等、大物ラウドロック系バンドを手掛け、新境地を見せている。


最新リリース情報
TeddyLoid 1stアルバム 『BLACK MOON RISING』
初回限定盤
http://amzn.to/15e6jY1
通常盤
http://amzn.to/1Cc6v6a
iTunes
http://bit.ly/1xje3yH

日本アニメ(ーター)見本市 『ME!ME!ME! feat. daoko』
公式サイト(動画視聴)
http://animatorexpo.com/mememe/
iTunes
http://bit.ly/1KTvfUT

TeddyLoid Official Web Site | BLACK MOON RISING
http://www.teddyloid.com/

TeddyLoid Official Twitter
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