5033 Five Band EQ

Portico 5033 は高品位のライン入力を備えた5バンドイコライザーです。Rupert Neve 氏による音楽的で優れたEQで他の Portico シリーズと合わせて利用する際に最適です。

5033 は Rupert カスタムのトランスフォーマー設計による入力と出力を装備します。5つのバンドはどれも氏が設計した伝統のカーブで、±12dBのブーストとカットが可能です。また、扱いやすいように入力ゲインのトリムとオールバイパスを追加しました。このモジュールは縦型と横型の両方が用意され、ラックマウント、あるいは 5088 コンソールに内蔵できます。
5033 の入出力にはカスタム設計の Rupert Neve トランスフォーマーを使用しています。この氏伝統の設計により、現在に至って色褪せることのない特徴的なサウンドを実現します。EQ部は完全にパイパスすることが可能で、このトランスフォーマー入出力を超高品位質のラインアンプとして使用した際、ソースになんとも言えない固有の”甘さ”をもたらします。

低域と高域のシェルビングフィルター

オーディオ帯域の下端と上端を調整するためのシェルビングフィルターが用意されています。このふたつのフィルターは、ひとつのスイッチで同時にオン・オフします。シェルビングタイプのフィルター (EQ) はバンド周波数から上、もしくは下の帯域をブーストもしくはカットします。このカーブはアグレッシブにEQをかけた際に、基音の2次や3次倍音に適用されます。それでいて楽器の音色に自然な変化をもたらします。EQカーブはおよそ6dB/octで、周波数帯域が1オクターブ分上がる、もしくは下がるごとに6dBのブースト/カットを行います。EQの最大ブースト/カット幅は12dBで、センターポジションに設定した場合、EQカーブはバイパスにした際と同じく完全にフラットになります。EQの周波数は伝統的な”折り返し”ポイントで、LFはポイントよりも下、HFはポイントよりも上の帯域に作用します。

LF (バス) バンド

低域のシェルビングフィルターの周波数設定は30Hz ~ 300Hzに設定できるよう設計されています。このため、収録時に混じってしまった不要な低域(特に空調やハムなどの低周波ノイズ)のカットに使用するだけではなく、ローエンドの補正や薄いと感じたミックスに”勢い”を加えるのにも使用できます。

HF (トレブル) バンド

低域と同様、高域のシェルビングフィルターの周波数設定も連続可変仕様で、2.5kHz ~ 25kHzまでを扱います。周波数を定めることで、ボーカルの息遣いや存在感を調節したり、”空気感”を与えるのに使用できます。また、超高域に設定した際、空気感を損なわずに不要な高周波ノイズを取り除くのにも便利です。そして、ミックス全体に”輝き”を加える際にも有用です。

フルパラメトリックEQ (ミドルバンド)

5033 は中域のイコライザーにフルパラメトリック仕様のピークフィルターを3つ装備します。このバンドには専用のバイパススイッチが装備され、作用する周波数が重なるよう、幅広い用途に対応できる仕様になっています。そして強力な”Q”(バンド幅)設定で、補正から大胆なサウンド加工までを可能にします。ブースト/カット範囲は他のバンドと同様、±12dBでセンターポジションは完全にフラットとなる仕様です。EQカーブはバンド周波数を中心にその上下の帯域を6dB/octのブースト/カットが基準です。”Q”コントロールを操作することで、このカーブ(EQの適用範囲)を広くまたは狭く(0.6 ~ 3.0)することができます。このことで狙った周波数に対して精密かつ劇的なサウンドシェイピングが行えます。

中低域(LMF)バンドは50Hz ~ 400Hz、中域(MF)は330Hz ~ 2.5kHz、中高域(HMF)は1.8kHz ~ 16kHzまでの周波数を扱います。シェルビングフィルターと共に幅広い帯域のイコライジングが可能です。

特長

TRIM - トリム

EQモジュールの入力ゲインを調節します。
ブースト/カット範囲:±12dB

ALL BYPASS - オールバイパス

EQ回路全体のバイパスに使用します。

LF - バスバンド

低域:30Hz ~ 300Hzの周波数ポイントを設定できるシェルビングフィルターです。
設定周波数より下の帯域を±12dBブースト/カットします。

LMF - ローミッドバンド

中低域:50Hz ~ 400Hzに作用するフルパラメトリックEQです。設定周波数を中心にした帯域を±12dBブースト/カットします。Q設定で帯域幅(0.6 ~ 3.0)を設定できます。

LMF IN - バイパススイッチ

LMFバンドをバイパスします。

MF - ミドルバンド

中域:330Hz ~ 2.5kHzに作用するフルパラメトリックEQです。設定周波数を中心にした帯域を±12dBブースト/カットします。Q設定で帯域幅(0.6 ~ 3.0)を設定できます。

MF IN - バイパススイッチ

MFバンドをバイパスします。

HMF - ハイミッドバンド

中高域:1.8kHz ~ 16kHzに作用するフルパラメトリックEQです。設定周波数を中心にした帯域を±12dBブースト/カットします。Q設定で帯域幅(0.6 ~ 3.0)を設定できます。

HMF IN - バイパススイッチ

HMFバンドをバイパスします。

HF - トレブルバンド

高域:2.5kHz ~ 25kHzの周波数ポイントを設定できるシェルビングフィルターです。
設定周波数より上の帯域を±12dBブースト/カットします。

LF/HF IN - バイパススイッチ

LFとHFフイルターを同時にオンまたはオフにします。

仕様

EQ(ノッチ)ポイント

中低域
1次 – 65.1 Hz
2次 – 120.8 Hz
4次 – 248.9 Hz
5次 – 354.5 Hz

中域
1次 – 443.6 Hz
2次 – 693.9 Hz
4次 – 1.481 kHz
5次 – 2.225 kHz

中高域
1次 – 2.475 kHz
2次 – 4.748 kHz
4次 – 9.612 kHz
5次 – 13.545 kHz

LFとHFシェルビングフィルターの周波数は、以下のポイントで3dBのノッチが生じます:

低域
1次 – 68.4 Hz
2次 – 111.3 Hz
4次 – 155.6 Hz
5次 – 198 Hz

高域
1次 – 2.760 kHz
2次 – 3.240 kHz
4次 – 5.6 kHz
5次 – 10.9 kHz

電源

電圧範囲:DC 9 ~ 18V、10.5W
接続端子:5.5mm X 2.5mm DCジャック、センター+
電源消費:1.2A @9VDC、870mA @12VDC、680mA @15VDC、560mA @18VDC

仕様は予告なく変更となる場合があります。

Porticoシリーズについて

Portico (ポルティコ)、それは建設用語でグランドエントランスや門戸を意味します。私たちRNDチームは、期待への "扉" という意味を込め、この言葉を採用しました。Portico シリーズはプリアンプやアナログのオーディオプロセッサーで構成されており、これらは単独で使用することも組み合わせて使用することも可能で、大規模アナログコンソールなどの中でも重要な鍵となります。

ハイクォリティのミキシングコンソールは強力かつ多様なオーディオツールを供給する反面、選択肢が非常に限られます。そしてその導入コストは莫大になりがちで、不要なもの(や機能)も多く付随しているケースがあります。Protico シリーズは非常に高いクォリティと絶妙な機能を備え、かつ入手しやすく、どこにおいても使用できます - 余分なものは一切ありません。

ビンテージモジュールのサウンドに精通した多くの業界人からの意見を取り入れた Portico シリーズは、最高にして最も信頼の置ける回路設計をベースにしています。

価格

Portico 5033H (Horizontal / ヨコ型), ハーフラックサイズ

実勢価格 195,000円(税別)
JANコード:4530027320905

※2016年8月12日(金)価格改定
旧市場実勢価格:220,000円(税別)
以下の販売店ページからご購入いただけます

5211-RM

実勢価格 11,000円(税別)
JANコード:4530027320936
ハーフラックPORTICO 1台をラックマウントするキット、ブランクパネルとジョイントがセット

5221-RM

実勢価格 8,000円(税別)
JANコード:4530027320936
ハーフラックPORTICO 2台をラックマウントするキット、ジョイントブロック
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