製品概要
日本におけるMANLEY製品の隠れたベストセラーが、このデュアルモノマイクプリ"Dual Mono Mic Pre"です。このチューブマイクプリアンプは、近年巷に溢れているコンデンサマイクにベストマッチするよう設計されています。40-60dBのゲインが確保できれば、お使いのマイクがリボンマイクのように繊細で低出力な機材でも、十分にその特性を引き出すことが可能になります。GAINスイッチは、ネガティブフィードバックを調整しながら、5dB毎に設定できるようになっています。これは大変ユニークな機能です。スルーレート(スピード)を変化させることで、メローで温かいチューブサウンドから、歯切れよくパンチのある過激なサウンドまで幅広くコントロールできるようになります(後述、バリアブルフィードバックに関する記事参照)。
MANLEYの工場で1個1個吟味され、選別された真空管-ローノイズ設計の1 x 12AX7EHとハイゲイン出力の1 x 6414-を各チャンネルに搭載し、一台一台ハンドメイドでワイヤリング、また銀でハンダ付けされ、組み立てられたユニットは、同社の最高級ハイファイオーディオと同じ手法で製造されています。ダブルシールディングを施されたMANLEYカスタムメイドのトランスやハイキャパシティコンデンサを使った最新のパワーサプライには、長年の経験で培ったMANLEYの技術を余すことなく投入しています。
フロントパネルの1/4" DIRECT INPUTジャックは、インストゥルメント用のDIとして使用できる設計になっています。ベースやギターなどのデジタル録音の際に、チューブの温かさを加味したい場合にも最高のツールとなるでしょう(注:このモードにおけるトータルゲインはGAINスイッチ表示よりも20dB低くなります)。トランス経由のバランスアウトプット、またはハイキャパシティコンデンサ経由のアンバランスアウトプットをうまく使うことで、高級オーディオ並みのピュアサウンドから図太く過激な大音量まで多種多様な音作りが可能になります。
MANLEY社のプリアンプは、経験豊富なエンジニアからホームレコーディングを楽しむセミプロまで、幅広い層から支持を受け続けています。"タイトなベース、しなやかに伸びる高音"に代表される、所謂"MANLEYサウンド"はこれからも人々の熱い視線を浴びつづけることでしょう。
"バリアブルフィードバック"って何?
グローバルネガティブフィードバックとは、出力信号から取り出した微量の信号を入力段にフィードバックさせる方法のことを指します。こうすることでアンプのリニア特性とディストーションパフォーマンスが飛躍的に向上します。ここで重要になるのが、フィードバックされるアマウント(容量)ですが、多すぎると音の透明度が減退し、フェイズシフトの問題が起こりやすくなります。通常は、4‐14dBのフィードバックを許容範囲としています。この範囲内だと、音の安定性、音質ともに最良の結果を得られるでしょう。フィードバックアマウントを変更すると、スルーレート(スピード)が変わると共に、アンプのトータルゲインにも影響を及ぼします。
Mono and Dual Mono MicpreampsのGAINスイッチ、またはVoxboxのMicPreセクションのGAINスイッチは、実はこのバリアブルフィードバックスイッチに当たります。チューブ回路を介する20dBのグローバルネガティブフィードバックが5dBステップ毎に適用できるようになっています。このGAINスイッチは、55dB-60dB付近の高出力に設定(インプットアッテヌエーターと組み合わせて)すると、音量レベルの小さなボーカルを録音する場合や低出力リボンマイクを使用する際に、その実力を発揮します。通常のコンデンサマイクを使ったアプリケーションでは、GAINスイッチは、所謂"チューブっぽい音"を加味する場合は低め、つまり40dB‐45dB付近に設定、出音に忠実な"ストレート"サウンドを目指す場合はミッドポジションに設定、またタイトでアグレッシブなパンチの効いたサウンドにしたい場合はGAINをいっぱいに上げて使います。この設定に関する限り、正しい設定も間違ったスイッチ設定もありません。まさに出音がすべて、結果がすべてです。
MONO TUBE MICROPHONE PREAMPLIFIER画像
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FAQ
Q:アンバランスアウトプット、バランスアウトプットについて質問します。どちらもそれぞれ持ち味があって気に入っているのですが、XLRと1/4フォン両アウトプットを異なる目的で使用したいのです。ただ、両方のアウトプットに接続するとXLRアウトプットがミュートされてしまいます。両方をパッチベイに接続したいのですが、仕様上、同時使用ができないということには、なにか技術的な理由があるのでしょうか?
A:幾つかの理由が考えられます。低インピーダンスをXLR、および1/4フォン端子に同時に接続すると、出力側の負荷値が過度に減少します。これはディストーションの発生源になってしまいます。また、このようなスイッチングジャックなしでは、トランスの主要出力は回路中に残ってしまいます。ですからアンバランスアウトプットから出力される音も変化してしまいます。こうした理由から、1/4フォンジャックに接続されると、トランスからの接続が自動的に切れるようになるのです。
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製品仕様
リアパネル(クリックで拡大及び仕様情報)
・ MANLEY input & output transformers with nickel laminations in mu-metal cases
・ Flat frequency response from 10Hz-60KHz
・ Mic input PHASE REVERSE switch
・ 2400 ohm mic input Z; 48V phantom power built-in
・ Hi-Z (100Kohm) 1/4" DIRECT INPUT
・ Noiseless conductive plastic INPUT attenuators
・ <0.05% THD @ 1Khz S/N ratio: 80dB
・ EIN: -125dB
・ Adjustable FEEDBACK / GAIN switch selects 5dB steps between 40 to 60 dB of gain
・ Hi-current drive <50 ohm LO-Z 1/4" & XLR outputs
・ AUTO MUTE w/ warm-up delay for power up/down
・ Max. input (with input pad fully open): 450mV
・ Max. output: +32dBu
・ Max. output (into 600 ohm load): (+15dBm)
・ Power consumption (120/240VAC): 18/36 watts
・ Dimensions: 19" x 1 3/4" x 10" (occupies 1u)
・ Shipping Weight: 12 lbs.
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