PROPHET V2 TAEテクノロジーについて

TAE®, TRUE ANALOG EMULATION(トゥルー・アナログ・エミュレーション)は、ビンテージ・アナログ・シンセサイザーの回路をデジタルで再現するアートリア社の独自の技術です。 TAE®が持つアルゴリズムはソフトウエア上において、ハードウエアの持つスペック特徴を忠実に再現することができます。プロフェット V はこのTAE®によって、他に類を見ないサウンド・クオリティーを実現しました。

折り返しノイズ(エイリアス・ノイズ)の無いオシレーター

標準的なデジタル・シンセサイザーは、高周波数帯域において、折り返しノイズ成分を作り出します。パルスウィズやFM を使用している場合についても同様です。TAE®は、全ての処理(PWM/FM など)において、折り返しノイズ成分のないオシレーター波形を、CPU に余分な負担をかけることなく作り出します。

 

既製のソフトウエア・シンセサイザーの 周波数スペクトラム
TAE®によって生成されたプロフェット Vの オシレーターの周波数スペクトラム
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忠実なアナログ・オシレーター波形を再現

原型のアナログ・オシレーターは、コンデンサーの放電特性を使用して、ノコギリ波、三角波、矩形波などの波形を作り出します。その結果アナログ・オシレーターはわずかに湾曲した独特の波形を形成します。TAE® はこうしたコンデンサーの放電特性の再現をも可能にしました。図はオリジナル・プロフェット5と、TAE®によって生み出されたプロフェット V の波形比較です。両者ともローパス・フィルターとハイパス・フィルターによって同様に変形しています。

さらに原型のアナログ・オシレーターは不安定であり、波形の形状が周期ごとに微妙に異なっています。これは温度やその他の環境の状態によっても左右される、アナログ・ハードウエアが持つ非常に繊細な部分です。TAE® は、このオシレーターの不安定な部分を再現し、より暖かい、そしてウォームな音色を作りだします。

 

オリジナル Prophet 5™ の波形
TAE®によってによって生み出された プロフェット V の波形
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ダイレクト・フィルター・サーキット・モデリング

コンピューターの演算処理能力の進歩によってプロフェット V には、これまで不可能だったオリジナルの4ポール・ローパス・フィルターのエミュレーションにおいても、究極的なエミュレーションを可能にしたダイレクト・フィルター・モデリング技術が採用されています。

 

フィルターの自己発振のハーモニクス比較 オリジナルProphet 5™(レッドライン) プロフェット V(ブルーライン)
フィルター回路における、個々のハードウエア・コンポーネントを緻密にモデリングすることで、オリジナルのアナログ・サウンド特有の温かみのある音が再現されます。

このグラフはアナログ回路モデリングの周波数分布特性を表しています:フィルターが自己発振する場合には、独特の高域倍音成分が発生しています。・・バーチャル(ブルーライン)、オリジナル(レッド・ライン)

これらの倍音分布はオリジナルProphet 5™のフィルターの特性であり、アナログ回路固有のノン・リニア特性を表しています。

こうして生み出された倍音は、リッチでウォームなサウンドをフィルター部分で生み出すことになります。プロフェット V はこうしたアナログ回路の特性を完璧に再現しており、真のアナログ・サウンドを実現しているのです。

TAE® は、アナログ・フィルターが持つ音色を、既製のどのデジタル・フィルターよりも、忠実に再現します。
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