ADC1 USBは、Benchmark社のAdvanced USB Audio™テクノロジーを採用した、リファレンスクオリティの2チャンネル、192kHz / 24ビット、A/Dコンバーターです。また、各々デュアルレンジの9分割LEDデジタルメーターも搭載しています。このAdvanced USB Audio™テクノロジーとは、ワードクロック入出力を備えた、フェイズ単位で正確なUltraLock™クロックシステムです。透明度の高いADC1 USBは、スタジオやマスタリングスタジオにおける最もクリティカルな作業に適しています。ADC1 USBは頑丈でコンパクトな1Uラック仕様。ロケ地での録音、放送施設や移動トレーラーにおいても、その機動力を発揮できます。内蔵パワーサプライは国際規格対応で、電圧の上下動に適応できるよう設計されています。

製品概要

ADC1 USBは、ワイドレンジの入力レベルに対応します。それぞれのチャンネルには、41ステップのゲインコントロール、10-回転式キャリブレーショントリマー、さらに3ポジションのファーストステージゲインスイッチ(0dB、10dB、20dB)を備えています。チャンネル毎に、トグルスイッチがあり、41ステップゲインコントロールか、10-回転式トリマーを選択し、20dBの設定範囲の中で調整を行います。ファーストステージゲインスイッチと併せて、ADC1 USBをスタジオリファレンスとして正確無比なキャリブレーションができるようになっています。マイクプリとADC1 USB間のゲインステージを適正に調整することも可能です。

豊富な入出力スペック

リアパネル
ADC1 USBには、最大5系統のデジタル出力端子を備えています(1 XLR、2コアキシャル、1オプティカル、1 USB)。最大3つの異なるサンプルレートで出力することが可能です。5つの出力のうち1つには16ビットTPDFディザー 出力を設定できます。こうすることで、CDRや高解像度のデジタルレコーダー、DAW等への同時録音が可能になります。例えば、DAWを88.2kHz / 24ビットで回しながら、デジタルレコーダーは192kHz / 24ビットで録音、さらにCDRは44.1kHz / 16ビットで同時録音作業を行うことが可能になります。オプティカル出力はAES / ADATフォーマット対応で、SMUX2、またはSMUX4を使用することで解像度は最大192kHz / 24ビットまで拡大できます。よって、メイン出力は任意の録音デバイスに送りながら、バックアップやデモ録音を気軽にハイクオリティで作成することが可能になります。
ADC1 USBにはワードクロック出力端子が備えられ、ここから出力されるワードクロックのサンプルレートはメイン出力に追従しています。ワードクロックはすべてのモードで常に出力されます。マルチフォーマットクロック入力は、自動的にAES/EBU、SPDIF、ワードクロック、スーパークロックを検知します。ここでのクロック入力を利用して、メイン出力と同期させることができます。もちろん、内部クロックソースを使って出力することも可能なうえ、外部からのクロック送信が途絶えた場合でも、自動的に内部クロックソースに切り替えることもできます。

2通りのクロックモード

[Auto / Internal]
どちらのモードも44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzに対応しています。AutoモードではADC1 USBは外部リファレンスクロックに同期します。外部リファレンスクロックが変更されてもサンプルレートに追従し、さらにどのようなフォーマットのリファレンス信号(AES、SPDIF、ワードクロック、スーパークロック)にも対応できます。クロックリファレンスが存在しない場合は、Internalモードに切り替え、内部クロックで動作させることが可能です。この際、サンプルレートを選択することができます(44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz)。Internalモードで動作している場合、ADC1 USBはクロックマスターになるわけです。選択されているサンプルレートでのみ動作し、外部クロック信号が入力されても、これを無視します。Internalモードの場合、ADC1 USBのデジタル出力端子に接続されているデバイスは、ADC1 USBの出力信号に同期するよう設定しなければなりません。ADC1 USB背面部分にあるクロック出力端子を外部デバイスのクロック入力端子に接続しましょう。

UltraLockシステム

UltraLockシステムは100%ジッターフリーの環境をお届けします。A/DコンバージョンクロックはAES、SPDIF、ワードクロック、スーパークロックソースから独立しています。ここで採用されているトポロジーは、2段型PLL(Phase-Locked Loops)制御を利用したデザインよりも優れています。実際のところ、Audio Precision System 2 Cascadeテストでは、いかなるジッターノイズも計測されませんでした。なお計測限度は、周波数レンジ2Hz~200kHzのレンジにおいて、ジッターノイズ-140dBFS以下、ジッターアンプリテュードは12.75UI(データ幅)となっています。リファレンスクロックのクオリティが悪い場合でも、ADC1 USBのジッターパフォーマンスは劣化しません。さらに、AES/EBUを受信するICは、非常に高いレベルのジッターがある中でも信号をデコードできる性能を買われて、選択されています。Benchmark UltraLockシステムは、どんな作業状況においても、コンスタントなパフォーマンスを維持できるよう設計されています。

リファレンスクロックエラー対策

ADC1 USBは、あらゆる現場で起こり得るリファレンスクロックエラーや中断などに対しても即座に自動的に対応できるような設計がなされています。ADC1 USBは、サンプルレートが入力信号を参照されているため、ビットステータスに不適当に固定されているようなAES/EBU信号に対してもロックできます。よって、サンプルレートがビット単位で欠落していたとしても、音声信号のロスにはつながりません。

外部同期

ADC1 USBは、AES/EBU、あるいはワードクロックに入力されるリファレンスクロックに同期していれば、チャンネル間においても、また別のADC1 USB個体間においても、フェイズ単位で正確になります。本体のワードクロック出力端子から別のADC1 USBのクロック入力端子に接続されている場合でも、同様の性能を発揮します。

特徴

ADC1 USB-RACK
ADC1 USB-S
リアパネル
• 2チャンネル、A/Dコンバートチャンネル
• 43dBレンジ以上を誇るハイパフォーマンス2系統XLRバランスアナログ入力
• -14 dBu~+29 dBuインプットセンシティビティレンジ(@0 dBFS)
• 2つの0 dB、10 dB、20 dBファーストステージゲインスイッチ(1個/チャンネル)
• 2つの20 dBレンジ41ステップゲインコントロール(1個/チャンネル)
• 2つの20 dBレンジ10-回転式キャリブレーションコントロール(1個/チャンネル)
• Benchmarkの9分割デュアルレンジデジタルLEDメーター
• サンプルレートLEDインジケーター
• 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz対応
• 応用範囲の広いオート/インターナル”Auto/Internal”クロックモード
• AES、SPDIF、ワードクロック、スーパークロックの自動検知、多機能クロック入力
• ワードクロック出力
• Benchmark独自のフェイズ単位のUltraLock™テクノロジーによるトータルジッターフリー環境
• 異なるサンプルレートの信号を同時出力可能
• 16ビット / 24ビット同時出力可能
• 5系統デジタル出力(1 XLR、2コアキシャル, 1オプティカル、1 USB)
• AES/EBU, ADAT, and ADAT S/MUX2, and ADAT S/MUX4出力フォーマット
• THD+N = -104 dB, 0.00063% @ -3 dBFS input, SNR 121 dB A-weighted
• 過酷な作業環境にもコンスタントに対応
• 115 V, 230 V, 50-60 Hz国際規格の内蔵パワーサプライ
• トロイダルトランス仕様によりハムノイズ、ラインノイズを軽減
• FCC Class B / CE放射規格対応

ユーザーレビュー

Mix Magazine by Barry Rudolph

「電源周りと作りがしっかりしています。国際規格95-285VAC対応で、シャーシーはヒートシンクも兼ねているので、スペース取りにはゆとりを持って欲しいです。…評価にはAPIコンソールからADC1、Apogee Rosetta 200、Pro Tools|HD 192コンバーターを使用しました。Pro Toolsで24-bit/48kHz、24-bit/96kHzのモノラル録音を行っています。3台とも素晴らしい音でしたよ。音質的な差はほとんどない。ただし、96kHzではADC1のクリアさを見て取ることができました。中域に透明度があり、高域ではスムースな感じです。HD 192もいい音でした。しかし、高域では少し粗さが目立ちます。タンバリンなんかは特に。実際にはマイクか、タンバリンの選択を迫られるでしょうね。Apogeeも素晴らしい音です。こちらは中低域で太い感じが出ている。アコギでコードを弾いた場合に違いが顕著でした」

Sound On Sound by Hugh Robjohns

「外部クロックから出力フォーマットまで、すべて広告されている通りの動作をしますね。意地悪でクオリティの低いジッターだらけのソースを入力してみましたが、出力側ではジッターは検知されませんでした。これも広告されている通り。…ADC1は、RME、Lynx、Apogee等のミッドレベルのコンバーターと比べると若干高い価格設定ですが、このクオリティを実現できるのであれば納得です。ハイエンドのLavryやPrism Sound、dCS等と同等のナチュラルさや解像度を考えれば、安いくらいです。Benchmark DAC1は衝撃的だったので、こちらも欲しくなりました。うちのマネージャーに聞いてみなくてはなりませんが(笑)。待たされた甲斐がありましたね。ADC1はDAC1の人気と名声に見合ったものに仕上がっています。The ADC1 is highly recommended!!」

Pro Audio by John Gatski

「想像した通り、USBからの録音もオプティカル端子からの録音もまったく同じ結果でした。Benchmark ADC1 USBは、正確で優れたイメージングとベースコントロールが可能なデバイスであると評価できます。評価にはLavry DA10やMytek 24/96 DACも使用しましたがまったく遜色ありませんでした」

価格

ADC1 USB-RACK(エーディーシーワンユーエスビーラック)

実勢価格 195,000円(税別)
JANコード:4530027240302
カラー:ブラック
シャーシ形状: ラックマウント(ラック1/2 幅)
以下の販売店ページからご購入いただけます

ADC1 USB-S(エーディーシーワンユーエスビー・エス)

実勢価格 195,000円(税別)
JANコード:4530027240319
カラー:シルバー
シャーシ形状: デスクトップ(ハーフラックサイズ)
以下の販売店ページからご購入いただけます

SMRM BLANK PANEL(エスエムアールエムブランクパネル)

実勢価格 3,000円(税別)
JANコード:4530027240388
※DAC1-RACK/ADC1-RACK用SMRM BLOCKと使うハーフサイズブランクパネル
以下の販売店ページからご購入いただけます

SMRM BLOCK(エスエムアールエムブロック)

実勢価格 5,000円(税別)
JANコード:4530027240371
※DAC1-RACK/ADC1-RACK用2ユニットジョイントブロック
以下の販売店ページからご購入いただけます
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