今回は、僕がいつも使っているジェネレーターを紹介しよう。その中でも特に曲の土台を築くドラムとベースについてだ。これを知ったらもうFL Studioを使わなきゃ済まなくなるなるよ。
ドラム音源:FPC
これがいつも僕が使っているドラムジェネレーター。まあ、見てすぐにわかると思うけどいわゆるAKAIのMPCシリーズをシミュレートしたもの。16個のパッドがA、Bバンクで切り替えて使えて、合計32個のサンプルをアサインできるんだ。

なんと言ってもデフォルトの音が良いからすぐに曲作りに取り組めるのがいいよね。キットやサンプルを選んだりエディットしたりしている間に1日過ぎちゃうなんて最低だもんね(笑)。で、このFPCは1つのパッドに複数のサンプルを読み込むことができる。そしてベロシティで鳴らすサンプルを選択できるので、表情豊かなキットを構築できる。たとえば各サンプルの音量やパン、ピッチなんかも各々設定できるから、ベロシティでハイハットが左右からパラパラと聞こえる、なんていう演出も自由自在。ダンス系はとにかく単調なビートになりやすいから、いろいろな工夫をこらす必要があるのでこういうことがさっとできるのがいい。

ハイハットをアサインしてレイヤー組み、ベロシティでパン、そしてピッチを変更しているところ。こういうワザが簡単にできるのがFPCの魅力だ。
MIDIデータ付属で簡単グルーブ作成
このFPCがありがたいのは、音が良いだけじゃなくて、MIDIの素材が付属しているというところ。これがまた、アンビエント、ブレイクビーツからカントリー、ファンク、ヒップホップとすごい顔ぶれが揃っている。何もアイデアが湧かないとき、あるいは特定のジャンルのトラックを依頼されたときにとりあえず何か鳴らしておいて、イメージが降ってくるのを待つ、なーんていうときに非常に便利だよね。

それでこのFPCのMIDIデータがすごいのはデータそのものもすごくいいんだけど、パターンを変えるとピアノロールの表示も変わるということ。「え?」と思うかもしれないけど、よく単体のドラム音源にMIDIデータがついているのものがあるけど、ドラム音源内で試聴して、実際に曲で使う場合にはDAWのトラックにドラッグ&ドロップするとか、ファイルとして読み込む必要があるものばかり。でもこのFPCはドラムパターンを選ぶたびにFLのパターンのトラックとピアノロール内のデータが入れ替わるんだ。


つまり特別にロードしたりドラッグしたりしなくてもすぐに曲に生かせるし、しかもそのパターンを元にすぐにエディットできるということ。

ただし、ドラムパターンをほかのものにするとエディットしたデータだけが失われてしまうので、使うドラムパターンをエディットしたら、FLのパターンを別のものにしておくといいよ。
□ベース音源:Sytrus
これはもう、絶対に手放せないベース音源だね。シンセサイザーとしてはFM音源とRM(リンクモジュレーター)音源が組み合わさったもので、とにかく音色の幅が広い。

だって、プリセットパッチ開くと画面いっぱいになっちゃうんだもの(笑)。

もちろん、元がFM音源だからFMらしい音が得意。キラキラ系なんか昔のDXよりも使いやすい音かもしれない。でも僕が使っているのはやっぱりUNISONモードで太くしたベースだね。特にシンセベースの「Satan FM」なんてダンス系にもぴったりの骨太ベースが聞けるよ。
僕は昔散々、FM音源のエディットはやったけど、もうやり方は忘れちゃったな~。確かキャリアとモジュレーターがあって・・・・なんてことしなくてもちゃんと大きな画面でオペレーターごとのエディットもできる。でもプリセットが充実しているので、そこから選んでEQを軽く調整するくらいで充分使える。

次回も、ジェネレーターを紹介するよ。何せFL Studioはジェネレーターの宝庫だからたくさんあるぞ~
